商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 童話屋 |
発売年月日 | 2010/02/18 |
JAN | 9784887471016 |
- 書籍
- 文庫
雪
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
雪
¥1,650
在庫なし
商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
これまで三好達治の名前は知っていたがどんな詩人かは知らなかった。 ところが先日観ていたドラマ「ミステリという勿れ」の中で、「乳母車」の詩が取り上げられていた「淡くかなしきもののふるなり 紫陽花しろのもののふるなり」という言葉があまりに美しくて、ぜひ全部読んでみたくてこの本を手に取...
これまで三好達治の名前は知っていたがどんな詩人かは知らなかった。 ところが先日観ていたドラマ「ミステリという勿れ」の中で、「乳母車」の詩が取り上げられていた「淡くかなしきもののふるなり 紫陽花しろのもののふるなり」という言葉があまりに美しくて、ぜひ全部読んでみたくてこの本を手に取った。 そうしたら、 「土」 蟻が 蝶の羽をひいて行く ああ ヨットのやうだ という懐かしい詩! なぜかまどみちおだと思い込んでいたが、三好達治のものだったのか。 子供の時にもこれを読んで、すごい発想だと驚いたのを思い出した。 改めて読んでみて、詩のことは学校で習った程度しか知らず読み方もわからないが、詩が心に響くことを知った。
Posted by
ブブルという詩では犬の眼を湖水のようだと表現したり、黒蟻という詩では蟻達を鉄アレイのようと言ったり、生き物に対する愛情や尊敬の詩が多かったように感じた。
Posted by
身近な風景を切り取って、普通に過ごしていたら気づかず過ぎ去ってしまう瞬間を言葉で永遠にしたり、逆にとてもマクロな視点で世の中を俯瞰して少ない言葉に凝縮したり、本当に彼の詩はすごいと思う。個人的には「鴎」が好きなので収録して欲しかったけど、それ以外の詩も本当に素敵なので満足。編者の...
身近な風景を切り取って、普通に過ごしていたら気づかず過ぎ去ってしまう瞬間を言葉で永遠にしたり、逆にとてもマクロな視点で世の中を俯瞰して少ない言葉に凝縮したり、本当に彼の詩はすごいと思う。個人的には「鴎」が好きなので収録して欲しかったけど、それ以外の詩も本当に素敵なので満足。編者の注釈などが敢えて入っていないのが、逆に読み手の感性を刺激します。本そのもののサイズや装丁もいい感じで、気に入った一冊でした。
Posted by