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こころをひらく対話術 精神療法のプロが明かした気持ちを通わせる30の秘訣
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ソフトバンククリエイティブ |
発売年月日 | 2010/02/24 |
JAN | 9784797355895 |
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こころをひらく対話術
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こころをひらく対話術
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今、個人的にもっとも尊敬し、追いかけている精神科医の泉谷先生が、真に対話をするということがどういうことなのかを教えてくれる。 ムラ的共同体で生きてきた日本人は、「心が通じ合うこと」が「相手と自分が同じであること」と思い込んでいる傾向がある。対話をする前提として、「他者」を「よくわからない未知の存在」と認識することが大切。そして、異質なものと遭遇する事により、自分が変わることを歓迎する姿勢で対話にのぞむべきである。と書かれている。 そもそも人間の頭は、効率化を目指して「たかをくくる」傾向を備えている器官だが、たかをくくると、対象の微細な変化を見落としてしまい、変化できる可能性をつぶしてしまう。ではたかをくくらないためにどうしたらいいのか。 他に、悩むことの大切さ。他人の経験を先取りして奪うことの問題点。より高次な理性とは。森有正さんの文の抜粋と、二項関係(二人称関係)が陥る問題点。なども興味深かった。 印象に残ったところ ※食事や睡眠の時間を正確に決めておくと、欲求が、必要から生じないで、習慣から生じることになる。というより、自然の欲求のほかに、習慣による新しい欲求が生じる。 ※私たちは、まだ、ハラスメントという警告がなければ他人の怖さが実感できないような個人主義の初歩段階にいる。 ※愛と欲望の大きな違いは、他者も自分と同じように孤独を生きていることに気がつけるか否かというところにある。 心に刻むべき事が多く、今回もメモを取りまくりでした。 泉谷閑示さんや喜多川泰さんの本を何冊も読んで、この歳になってやっと、少し、学ぶ姿勢、聴く姿勢ができてきたような気がします。子供の頃から体験してきた学校の授業、習い事の数々は、自分の学ぶ姿勢がなってなかったせいで、実は何も学べていなかったと実感して愕然としました。やっとこれから真の学びが始められるかもしれません。
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カウンセリングを主業務とする精神科医が日々の経験から語る、対話の本質に迫る本。 対話とは、話のキャッチボールでお互いの認識が変化し、さらに一段と高い認識に到達する行為。 そんな対話ができる友人は数少ない。 分かってもらえないと日頃から悩んでいるそこのあなた、分かってもらえないなん...
カウンセリングを主業務とする精神科医が日々の経験から語る、対話の本質に迫る本。 対話とは、話のキャッチボールでお互いの認識が変化し、さらに一段と高い認識に到達する行為。 そんな対話ができる友人は数少ない。 分かってもらえないと日頃から悩んでいるそこのあなた、分かってもらえないなんて当然ですよ。悩でいないで、この本を一読してみませんか? 以下注目ポイント ・相手を「他者」として見る。 自分と同じとは考えない。 ・「あなたのためよ」は、押しつけ。人を歪めるだけ。 おいしいから食べてごらんなさい→私はおいしいと思うけどあなたもいかが? ・「うち」は変化を忌み嫌う。人を束縛する。しかし、人は日々刻々と変化するもの。 ・経験と体験 経験とは、体験にすることによってその人が内的に変化した場合。感性や価値観が多少なりとも変わる。 ・自分の意見をもって表明することは、ディベートで勝つこととは違う。ディベートで勝つことはモノローグに過ぎない。 ・ダイアローグ 話のキャッチボールで、お互いの認識が変化していく。単なる会話はモノローグに過ぎない。 ・わかる、わかる 人のことがそんなに簡単に分かるわけがない、逆に不信感が高まる。 ・話手が、当然として語らない、基本公式を問う。 ・無色透明な分身を飛ばして聞く 自分の好みは本体に残して聞く。 ・「理解」と「同意」は別。 わかるはあいまい。 ・向き合う準備のできていないテーマ 無意識に避ける。借り物の価値観、できあいの常識で片付け、自身では考えたことがないこと。 ・自分の考えをバージョンアップし続ける。 ・対立は、理解を放棄した、「対話」の遮断によって生ずる。 ・流れから飛躍しない質問で、相手の基本公式を理解する。 ちょっと話が戻ってしまいますが。 ・意図が見える質問で、流れを妨げない。 ・対話により、認識を増やし、自分で考え判断できる自由を生み出す。そして理由のよくわからないマニュアルを減らす。 ・聴いたからにはアドバイスしなければという気持ちから自由になる。特に性急なアドバイスは単なる一方的は押しつけ。 ・借り物の考えを自分の考えに置き換える。稚拙であっても、置かえて行く作業が真に考えるためには必要。 ・自分の考えが、対話の前提。 ・哲学とは、物事について基本的な前提のところからていねいに考えていく行為。 ・習慣による新しい欲求を防げ。by ルソー 食事と睡眠の決まった時間は単なる習慣による欲求の可能性あり。
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「対話」とは、相手と自分が他者であることを自覚するとともに、自分すら「他者(第三者)」の存在であることを自覚すること。日本人のムラ社会的考え方(文化背景)によって、私たち日本人が「対話」をどれだけ無自覚に避けているのかが分かります。
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