商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 富士見書房 |
発売年月日 | 2010/02/19 |
JAN | 9784829134948 |
- 書籍
- 文庫
蒼穹のカルマ(4)
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蒼穹のカルマ(4)
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商品レビュー
4.2
5件のお客様レビュー
本編そのものが脇道に逸れたようでいて……
冗談みたいな表紙だが、勇者の駆真が何故に魔王?という面白展開が意外な繋がりを見せる秀逸な異世界編である。駆真が職探しする序盤はオマケというか前菜というか伏線みたいなものだが、ここから淀みなく異世界に場面転換するのが巧い。魔王の在紗ラヴがこんなところで活きている。さらには、今回訳あ...
冗談みたいな表紙だが、勇者の駆真が何故に魔王?という面白展開が意外な繋がりを見せる秀逸な異世界編である。駆真が職探しする序盤はオマケというか前菜というか伏線みたいなものだが、ここから淀みなく異世界に場面転換するのが巧い。魔王の在紗ラヴがこんなところで活きている。さらには、今回訳あって金の亡者と化した駆真の腹黒さが炸裂しているのだが、これが勇者から魔王へのジョブチェンジに一役買っているのが拍手喝采的に面白い。また、第1巻から登場しながらずっと報われずにいた不幸少女アステナの、蒼穹園での住まいがさらに涙を誘うのだが、今回ばかりはホームタウンだけに出番も多く、何とも上手くできたRPGの様相を呈して、居ながらにして魔王最大の驚異となる人物を「新たな勇者」として登場させ、しかも道中何の役にも立たなかった「新勇者」が、最後の最後で唯一の強力過ぎる役割を担う事態に発展している。そして、これだけでは単なるサブストーリーとなるところを、遥か過去にまで遡る因果で蒼穹園の現在との関係を示唆して大胆に本編へ組み込んでいるのである。気軽に読み始めたのが、終わってみれば何とも壮大な背景が示され、これは間違いなく本編の一環なのだと唸る展開である。しかし、在紗の前では全く以てしおらしく従順になる駆真を見るにつけ、在紗の“猛獣使い”っぷりには感嘆することしきりだが、これが文字通りになるのが何ともニクい。オビにもあった在紗(母)は、次巻へ引っ張る役割くらいしかなかったが、親戚同士なのに母も駆真もお互い見知らぬ同士なのは何か意味があるのだろうか。それにしても、悪役ながら味のある人物だった魔王の「その後」まで用意しつつ、ある意味ひど過ぎる(笑)オチまで付けるのはホントお見事である(一体何を『食べて』、何が『簡単に入る』というのか)。
DSK
空獣と戦う騎士団に所属していた、姪LOVEのカルマは、とある事情から騎士団を辞めて魔王になることに。 第四弾。学生の次は魔王かいww 姪のアリサと一ヶ月作戦で離れ、旅行が潰れるくらいなら仕事をやめるカルマがブレないな。 相変わらず楽しめる作品でした! 毎回テイストが違うドタバ...
空獣と戦う騎士団に所属していた、姪LOVEのカルマは、とある事情から騎士団を辞めて魔王になることに。 第四弾。学生の次は魔王かいww 姪のアリサと一ヶ月作戦で離れ、旅行が潰れるくらいなら仕事をやめるカルマがブレないな。 相変わらず楽しめる作品でした! 毎回テイストが違うドタバタが持ち味。 文はしっかりしてて、読みやすく真面目なファンタジーっぽいのに、この内容っていうギャップも結構好きだな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もう何の小説かわからなくなってきたね!素晴らしいね! 前巻突然学生をやったかと思ったら、今回もスゴいことに・・・もう表紙が全てを語っちゃってるけど。 1巻の時魔王を倒しておきながら駆真がガン無視だったレーベンシュアイツの世界が本格的にヤバくなってきて、アステナが本気で駆真を引き連れていこうとする。 一方で騎士団を辞めてお金がなくなるが、どうしても在紗と旅行に行きたい駆真は就活を開始するが・・・ 話は1巻以来のレーベンシュアイツや魔王が出てくる。 1巻から読んでると、在紗の為には手段を選ばない駆真はどう考えたって魔王なんだけど、今回は表紙の通り魔王そのものになってしまう。もうやだこの作品(褒め言葉 寄り道してるようにしか見えないのに実は直線進行な本シリーズだが、在紗の母親も登場し、なにやら不穏な雰囲気が・・・さて、どうなる?
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