商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/01/30 |
JAN | 9784163288703 |
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睡眠薬を飲み、ビニール袋を被って窒息する自殺が相次ぎ、それを取材するベテラン記者・市川と若手記者・長妻の物語。 自殺者が閲覧していたサイトは、刑法を専門にする上山という大学教授が、自殺方法や自殺についての考え方を発信していた。 上山は自殺を自死と証し、誰もが死ぬ権利があり...
睡眠薬を飲み、ビニール袋を被って窒息する自殺が相次ぎ、それを取材するベテラン記者・市川と若手記者・長妻の物語。 自殺者が閲覧していたサイトは、刑法を専門にする上山という大学教授が、自殺方法や自殺についての考え方を発信していた。 上山は自殺を自死と証し、誰もが死ぬ権利があり、自死したことにより誰も苦しまなくて良いと持論を展開する。 上山と面識のあった市川は、その主張に疑問を抱き、そのようなサイトを運営し、自殺者を出してしまったこと、上山がなぜそのようなサイトを運営していたかのか動機を探るために、長妻を本社に引き上げ、取材に投入する。 長妻は過去に闘病の末自殺してしまった友人を見送った経緯があり、ベテランとの軋轢を感じながらも苦悩しながらも記者人生を邁進していく。 上山の持論を展開するきっかけになったのはなんなのかが最大の焦点。 昨今の自殺者が3万人を超える現代に、「自殺はありなのか」、「死を選ぶ自由はあるのか」を問いかける社会派な作品。 結論は一人一人の読者にあるのではないかと思う。
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#読了。支局から東京本社社会部へ異動してきた新聞記者の長妻は、エースと呼ばれる市川の下、集団自殺事件を追う。他紙に特ダネを2日連続で持っていかれる中、長妻は起死回生の特ダネを掘り当てるが。。。自殺に対してのメッセージが今一つだったような。
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堂場瞬一著。 手掛かりのためにキーウェストへ行こうと決めるシーン、自身の置かれた問題解決のヒントとなった。小説と違い、飛べなかったが、費用がかかっても、週末の提案でも、顧客第一の提案をしたことで気持ちの整理はついた。 最後の主人公の想い、他人の目や期待、本流から外れることへの思い...
堂場瞬一著。 手掛かりのためにキーウェストへ行こうと決めるシーン、自身の置かれた問題解決のヒントとなった。小説と違い、飛べなかったが、費用がかかっても、週末の提案でも、顧客第一の提案をしたことで気持ちの整理はついた。 最後の主人公の想い、他人の目や期待、本流から外れることへの思いを巡らせながら『マイペースでやるしかないのだ』、と結論づけ、生き方の再生再構築を予感させる結末が清々しかった。
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