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白楽天 官と隠のはざまで 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2010/01/20 |
JAN | 9784004312284 |
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白楽天
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商品レビュー
4.4
8件のお客様レビュー
「白楽天」川合康三著、岩波新書、2010.01.20 216p ¥756 C0298 (2024.10.02読了)(2024.09.27借入) 図書館の蔵書検索で「源氏物語」をキーにして検索したら何冊か表示された中に『源氏物語と白楽天』中西進著、というのがあったので借りてこようと...
「白楽天」川合康三著、岩波新書、2010.01.20 216p ¥756 C0298 (2024.10.02読了)(2024.09.27借入) 図書館の蔵書検索で「源氏物語」をキーにして検索したら何冊か表示された中に『源氏物語と白楽天』中西進著、というのがあったので借りてこようと図書館へ行ったのですが、現物を見てその分厚さに圧倒されて借りるのをあきらめました。 新書のコーナーに移動して何か興味をひくものがないか物色していたら、この本があったので、借りてきました。 白楽天は、白居易という名前です。772年に生れ846年に亡くなっています。数えで75歳ですね。唐代中期の人です。詩人ですが、官僚でもあります。 『源氏物語』の中で、「白氏文集」というのが出てきますが、これが白楽天の自選の文集です。死ぬ前の歳に編纂されたのは、75巻になっているということなので全部読むのは大変そうです。 【目次】 はじめに 幸福をうたう詩人 第一章 エリート官僚の誕生―元和新政の申し子 1 幸運な門出 2 若い文人官僚たち 3 「長恨歌」をうたう 第二章 流行詩人の登場―新しい表現の旗手 1 一世を風靡 2 元軽白俗 3 社会詩への転身 第三章 諷諭と閑適―公と私 1 江州左遷 2 『白氏文集』の編纂 3 元稹との交情 第四章 生きるよろこび―自足する晩年 1 朝廷への復帰と離脱 2 宦遊の日々 3 「閑適」の成就 白楽天を読むために あとがきに代えて 略年譜 ☆関連図書(既読) 「世界の歴史(4) 唐とインド」塚本善隆著、中公文庫、1974.12.10 「中国の歴史(7) 隋唐の興亡」陳舜臣著、平凡社、1981.12.15 「ものがたり唐代伝奇」陳舜臣著、朝日文庫、1983.07.20 (「BOOK」データベースより) 一世を風靡した流行詩人にして、政治の中枢に上りつめた大官僚。玄宗・楊貴妃の愛の詩人にして、身近な言葉で日常の歓びをうたった閑適の詩人。多難な人生の中で、悲観より楽観を選びとるその詩は、中国の文学に新しい地平を切り開いた。官人としての生涯をたどりながら、日本にも広く深く浸透したその多面的な魅力に迫る。
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本書『白楽天ー官と隠のはざまで』は唐の大詩人白居易のおすすめ入門書です。 白居易といえば詩人をイメージしてしまいがちですが、それとは真逆とすら言える官僚が本職だったというのも面白いですよね。現代人たる私達がイメージする官僚の世界とは異なる文化的背景があったのがかつての中国だったということでしょう。 本書ではそんな白居易の生涯や時代背景をわかりやすく学ぶことができます。また、白居易の詩が従来のものとどのような点が違うのか、その特徴はどこにあるのかということも知ることができます。
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すごく工夫されている本だと思います。平易な文章で筆者の紹介したいことが、ビシビシ伝わってきました。浅学の当方が、これ以上、コメントすることは難しいですが、これを契機に、もし漢詩を読み進めたら、きっと一番の入門書だったと思い返すと感じています。
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