商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 現代書館 |
発売年月日 | 2010/01/30 |
JAN | 9784768471180 |
- 書籍
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久留米藩
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久留米藩
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本書は九州は筑後、有馬家21万石を扱った藩物語である。 藩祖は有馬豊氏というが、マイナーな武将である。有馬家は播磨の名門、赤松家の一族であるが、豊氏は、遠江横須賀藩主、渡瀬家に家老として仕えていた。 そこから累進して、一躍大大名となるのであるが、譜代の家臣が無く寄せ集めのため...
本書は九州は筑後、有馬家21万石を扱った藩物語である。 藩祖は有馬豊氏というが、マイナーな武将である。有馬家は播磨の名門、赤松家の一族であるが、豊氏は、遠江横須賀藩主、渡瀬家に家老として仕えていた。 そこから累進して、一躍大大名となるのであるが、譜代の家臣が無く寄せ集めのため、家中の統制に困難を極める。また、久留米入国時に居城を普請したため、最初から財政に問題を抱えていた。 歴代の藩主が英邁であれば救いもあるが、奇矯な藩主が続き苛政を極めたというから救いがない。 それでも幕末に現れた名君のおかげで、藩政の改革が進んだものの夭折に伴い藩を二分する争いが始まり、攘夷派が開明派を粛清、藩政は大混乱に陥ったという。 この久留米藩、維新後に西洋文明を受け入れた明治政府に対し、攘夷を迫ったそうである。教科書的な理解によると、尊皇攘夷がいつの間にか開国にすりかわったように見えるが、なかなか波乱があった事が本書を読んでわかった。 いささか憂鬱な気分になるが、波乱に満ちた藩物語は面白く、反面教師という意味で民主党関係者には大変役にたつと思う。
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