パクス・ガイアへの道 地球と人間の新たな物語 いのちと環境ライブラリー

トマスベリー【著】, 浅田仁子【訳】

• 販売会社／発売会社: 日本教文社
• 発売年月日: 2010/01/20
• JAN: 9784531015573

商品レビュー

2012/06/05

正直言って、この一冊はだいぶ厚みがある。ページだけではなく、本人愛用もなかなか厚みがあって読み応えのあるとでもいうべきでしょうか。　こちらは環境問題に関する論文と講演録からなるエッセイ集となっている。
正直言って、この一冊はだいぶ厚みがある。
ページだけではなく、本人愛用もなかなか厚みがあって読み応えのあるとでもいうべきでしょうか。
　こちらは環境問題に関する論文と講演録からなるエッセイ集となっている。
　本書は先ず、現在われわれが直面している生態系の危機の重大さとその原因をさぎり、そうした危機に対してなされているいくつかの取り組みに焦点が当てられ、最後は、進化のプロセスにおける意識的存在としての人間の役割についてかかれている。
　地球全体の生態系の危機に対して読者の意識をめざめさせるだけではなく、宇宙における人間存在の意味や科学と宗教の和解などを人類のあり方について深く考えさせられる内容となっているのである。

【目次より】
第１章　未来への道――万物が共有する宇宙
第２章　人間の役割
第３章　孤独と存在
第４章　聖なる共同体としての地球
第５章　創造的な連続性
第６章　二一世紀の国民国家
第７章　石油化学の時代
第８章　地球温暖化
第９章　地球が生き延びるための法制
第10章　進化の叙事詩
第11章　風の力をつかまえて
第12章　夕べに想う
　付録１　宇宙を理解するための一二箇条
　付録２　法制改定のための一〇箇条
　付録３　編者あとがき――トマス・ベリーの知性の旅をたどる