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1ドル50円で日本経済が変わる!
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2009/12/24 |
JAN | 9784198628802 |
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1ドル50円で日本経済が変わる!
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
数年前までは1ドルが50円になると言われても信じられませんでしたが、90円辺りで何ヶ月も続いている状況を考えると、2割から3割り程度ブレることがあっても不思議ではないと思います。 但しこの本の著者である宇野氏は、ドルはユーロに対しても暴落する一方で、ユーロは円に対して強くなる...
数年前までは1ドルが50円になると言われても信じられませんでしたが、90円辺りで何ヶ月も続いている状況を考えると、2割から3割り程度ブレることがあっても不思議ではないと思います。 但しこの本の著者である宇野氏は、ドルはユーロに対しても暴落する一方で、ユーロは円に対して強くなるので、1ユーロー=3ドル=150円と予想しています。今後の資産運用をどの通貨に注意して分散させるかを考えるにあたって、考えさせられた1冊でした。 以下は気になったポイントです。 ・2011年に向けた予想として、1ユーロ=3ドル、1ユーロ=150円となり、過渡期としては一時的には輸出採算がとれるレベル(p15) ・FRBのバランスシートが劣化しており、2009年11月には、米国債:7765、住宅ローン担保証券:8457、政府機関債:1517億ドルであるZ(p52) ・欧州経済の半分を、ドイツと仏で占める、ドイツを見ておけば欧州全体の経済動向はわかる(p53) ・米ドルは2011年半ばにかけて、50円程度にまで弱くなり、その後に75円程度になる、ユーロは一旦90円を切るが、2011年半ばには150円、2012年には180円程度になる、2013年以降には為替相場のシステムが変化している(p62) ・中国農民の平均年収は4500元(6.5万円)程度、洗濯機(1200元)、テレビ旧式(2000)、ハイビジョンテレビ(7000元)、小型車(4万元)、中型車(12万元)を考えると、農民には手が届かない(p67) ・中国において内需転換ができない問題点は、農民と富裕層との格差である、日本は実質的には社会主義国家であるから1億総中流として内需転換できた(p68) ・中国経済において良い数字とは、工業生産(2009年9月)は前年比13.9%増加、GDP(4~6月)は7.9%増加、悪い数字は、2009年9月の輸出で15.2%マイナス、消費者ベース物価指数で0.8%マイナスであり、需要が伸びていないということ(p71) ・アメリカでの小さな政府路線が行き過ぎた末に起きたことは、市場原理主義と成長第一主義である(p78) ・前年比マイナスの目標を置いたという企業トップが現れて、それが何の違和感もなく聞こえるような状況になって、初めて新しいシステムが模索できる(p79) ・2011年から10年間は、パラダイムシフトが起きる、具体的には第二次世界大戦後にアメリカが作ってきた価値観とか考え方、尺度が全部変わるということ(p88) ・フィボナッチ数列(0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89…)とエリオットの自然循環理論との接点は、フィボナッチの数と比率が多くの自然現象の成長と衰退に見いだされる点にある(p94) ・相場の動きに当てはめると、5つの波で上昇、3つの波で下降するという基本理念にあたる、このエリオット波動によると1ドル=63.93円となる(p95) ・原油の価格の価格決定権をOPECから取り返すために、OPEC内部を分裂させた結果、1991年から2004年(イラク戦争の翌年)くらいまでは価格決定権を掌握した(p118) ・江戸時代において人の移動は禁じられていたが、伊勢参りと湯治の旅のみは例外であった、神社仏閣の参拝の帰りに湯治というのが旅の定番であった(p132)
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※このレビューにはネタバレを含みます
著者は宇野大介氏。 メガバンクのアナリスト。 以前、著書『覇権国アメリカの終焉』を読んだ他、話を聞いたこともあったので。 発行は2009年12月だから、80円台から90円に一旦戻した頃か。 主張は四の五の言わず、 『2011年に、1ドル50円・1ドル3ユーロ・1ユーロ150円の世界になる』 との事。 四の五の言ってるのかもしれないが、言ってることがよくわからない。 その過渡期として、2010年前半のユーロ安と、2010年中の1ドル79円の最高値突き抜けがあるんですと。 主張概要 ・ドル売り材料しかない ・円高止める手立てなし ・エリオット波動他チャート分析が示す超円高 円高水準の程度はあれこれあるけどもとりあえず置いといて、話の中心はもう避けられそうもない円高世界でどうやって活きてくべきか。 主張概要 1.円高下で資源を買い集める 2.円高下に海外資金を集め、投資立国日本の地位を築く 3.東アジア共同体の設立 4.輸出企業は販売先を米国から欧州に切り替える 1は分かりやすい。チャンスだと。 2は単純だがなるほどだ。海外通貨安による円高と言われてるが、相対的に通貨価値が上昇してるのは事実。製造業・輸出企業としての将来が危ぶまれる中、技術と資金を持つ国ってのが活きる術か。 だから3。落ち目の米国VS力を伸ばす中国の覇権争いが激化する中、日本の国益を守るには、東アジア共同体の中核国として、2を実行してくべき(そして2ができる経済圏をつくるべき)ということか。 4に関しては著者は過去からユーロ高を主張しており、4もそれに因る。足許は相当厳しそうだし、EU自身もユーロ安を許容してるが、それ以上にユーロ高ドル安ってことか。 あと長期的には輸出立国日本には限界ありというのが著者の主張と思われる。 つまり輸出企業↓国内雇用投資消費↓所得↓はやむなしってことか。 低成長低賃金。でも円高で資源価格高騰は相殺。 貿易赤字でも投資立国できれば収支トントン。 それでいいじゃんっ的な記述もあり。 なるほどねー。 マクロでは已む無しとして、それを踏まえて個人としてどう生きてくかだよなぁと思った。 『…ことか』『と思われる』的な表現が多いのは、内容をしっかり理解できてないから。 まあいいや。 とりあえず、そんなとこ。
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2009年に出版された本です。本書の通り2011年に歴史的円高になりました。 今年は円高の年でしたので、円高に関する本を探していた時に、本書をとりました。 最初に、なぜ円高になるかの根拠を示し、円高になった時の状況を説明して頂けました。 さらに、世界状況やEUの話を経て、日本...
2009年に出版された本です。本書の通り2011年に歴史的円高になりました。 今年は円高の年でしたので、円高に関する本を探していた時に、本書をとりました。 最初に、なぜ円高になるかの根拠を示し、円高になった時の状況を説明して頂けました。 さらに、世界状況やEUの話を経て、日本がどう立ち振る舞いべきかを説明して頂けました。 本書の通りに2011年に円高になりびっくりです。本書を読んで円高になった場合に、日本がどのようにすればよいのかの1つの回答を得た気がします。 円高だと困るのは、国内で物を製造してアメリカで売るのが難しいので。以下のような対策が必要。 ・製造業は、アメリカ以外の輸出国を探す。 ・海外でサービスを行い海外で利益を生む。 ・円高のうちに資源を買い込む。
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