商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2009/12/18 |
JAN | 9784004312208 |
- 書籍
- 新書
大臣
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大臣
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商品レビュー
3.7
19件のお客様レビュー
官僚主導政治の問題点と民主党政権が目指そうとした理想が記載されている。また、タイトルにもある通り、現状での大臣の役割とその限界が指摘されている。日本の政治構造の問題点を理解するために有効な書籍だと思う。
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市民運動家から、国会議員になり、厚生大臣になった。 その時に、問いかけたテーマは、「行政とは何か」 ということだった。 行政改革と言われているのにかかわらず、 行政とは何かが、よくわかっていないというのが不思議だ。 薬害エイズ事件、かいわれ大根事件を通して、 行政の果たすべき役割...
市民運動家から、国会議員になり、厚生大臣になった。 その時に、問いかけたテーマは、「行政とは何か」 ということだった。 行政改革と言われているのにかかわらず、 行政とは何かが、よくわかっていないというのが不思議だ。 薬害エイズ事件、かいわれ大根事件を通して、 行政の果たすべき役割と公開の重要性を語る。 そして、行政をいかに監視するのか? 行政が誤ったときにどう公表し、処分するのか? 国会議員と官僚行政との矛盾。 それは、首相の任期も短く、大臣はさらに短い。 官僚の言うままに、大臣は操られる。 大臣のあるのは、人事権だけだが、それもうまく使うすべがない。 さて、総理大臣になって、さらにうまく行くはずなのが どうも、福島原発事件では、右往左往しただけだったようだ。
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橋本内閣で厚生大臣としては、多くの実績を残した菅直人が出版した大臣に、民主党政権交代時に増補版として出版した本。 小さな政党から政治家人生が始まり、さきがけ、民主党と移りゆくなっていくなかで、日本国が政党政治ではなく官僚政治であることを、実体験を元にして書籍にしたのは興味深い。...
橋本内閣で厚生大臣としては、多くの実績を残した菅直人が出版した大臣に、民主党政権交代時に増補版として出版した本。 小さな政党から政治家人生が始まり、さきがけ、民主党と移りゆくなっていくなかで、日本国が政党政治ではなく官僚政治であることを、実体験を元にして書籍にしたのは興味深い。確かに大臣として就任しても、短い任期、多忙な大臣の職務の中では、官僚にいいようにコントロールされるのは仕方ないし、官僚も大企業病と同じで、組織維持になってしまっていると思う。 しかし、書籍を離れて総理大臣となって、東日本大震災の対応を見てみると、平時の脱官僚・反官僚ではよいが、非常時に国家を適切に導けなかったことの原因は、官僚という対立軸しかもてなかったことだとも本書から感じられた。増補版に入れられたイギリスの政治も、仕組みだけ持ってきても導入はやはりできないと思う。その意味では理想論になっている。 個人的には、あの菅直人がと個人の責任に帰するよりも、なぜこのような理念が失敗になってしまったのか、どこに問題があったのかを確認する意味でも、一読しておいて良い本だと思う。
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