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知恵伊豆と呼ばれた男 老中松平信綱の生涯 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/12/15 |
JAN | 9784062765398 |
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知恵伊豆と呼ばれた男
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■ 面白く読める一冊。この作者の本はおもしろい。 ■ 江戸初期における名老中伊豆守の話。非常な傑物であり、もっと世に知られても良い人物と思う。 ・「三つ子の魂百まで」‐幼児の性格は年老いても変わらないという意味。 ・「一人扶持」とは男ひとりが一年に食べる米の量。一日につき米五合...
■ 面白く読める一冊。この作者の本はおもしろい。 ■ 江戸初期における名老中伊豆守の話。非常な傑物であり、もっと世に知られても良い人物と思う。 ・「三つ子の魂百まで」‐幼児の性格は年老いても変わらないという意味。 ・「一人扶持」とは男ひとりが一年に食べる米の量。一日につき米五合。 ・上さまのお戯れには、戯れの御返答をせよ。 ・意趣(恨み)。 ・「奉行に才智なく詮議が不十分だからこそ拷問となるのだから、拷問は奉行の恥なのだ」。 ・些細な罪を見とがめて人を捕縛し、重い刑に処する者を酷使という。 ・島原の乱において、大兵力を誇示し、キリシタンは撫で斬りにするとの決意を伝えながら、棄教して城を出るものは助命するばかりか金銀を与えると匂わせ、首領四郎当人の罪すら許すとする。このような論法は、説得工作の見本といえよう。 ・およそ軍隊というものは、実戦を経験しないかぎりどんどん弱くなってしまうもの。 ・籠城者総数は三万七千人に対して、捕虜は一万九千人。そのことごとくは棄教を拒否し、すべて斬首された。生き残りは途中裏切りを図って牢に繋がれていた山田のみと言われている。 ・伊豆守の素早い判断のコツは、努めて恒心(平常心)を保つことらしい。 ・論語「過ちては則ち改むるに憚ることなかれ」。 ・上高井戸、下高井戸などの集落ができたのも玉川上水ができたからだろう。 ・知恵伊豆が時代に稀な危機管理能力を備えていたのは、常に「迅速」かつ的確な判断を下すように心がけていたためである。 ・伊豆守の政治は文治政治を導入し「徳川の平和」の実現に大きな貢献をした。 ・3大美事 ①末子養子の禁緩和 ②殉死の禁止 ③証人制度の廃止 ・伊豆守時代の後、幕府が隠密に全国調査をした報告書の中に、浅野内匠頭が項目があるが、「女色ヲ好ム事、切ナリ。主君ノ好ムトコロに従イてテ、色能キ婦人ヲ捜シ求メテ出ス輩、出頭立身ス」とバッサリ斬られている。 ・伊豆守の墓は新座市平林寺にある。 ・松平信綱が抜群の臨機応変の才と危機管理能力を備えた日本史上に稀な傑物であった。
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