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こまったくちばし-ロウィーナのペット騒動
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こまったくちばし-ロウィーナのペット騒動

モリス・グライツマン(著者), 青海恵子(著者)

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こまったくちばし-ロウィーナのペット騒動

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1997/07/09
JAN 9784001155495

こまったくちばし-ロウィーナのペット騒動

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2012/12/03
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中身をみずに著者で読み始めた。 最後に訳者あとがきを読んで、これは続編だったと気づく。 前作は「おしゃべりな口」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4001155486 あーどうりで。これだけでも読めるけどちょっと足りない感じがした。 そっちを先に読むべきだった。 主人公ロウィーナは生まれつき声を出せない女の子。 父親が再婚してもうすぐ下の子が生まれる。 ものすごく幸せなはずなのに、再婚相手(ロウィーナの担任の先生)の退職パーティーでトラブルを起こしてしまう。 ロウィーナはなぜそんなことをしたのか自分で理解できない。 聾者の話だと、聞こえないことはコミュニケーションの障害である、とよく聞く。 ロウィーナは聞こえるけど、口をきけないのもやっぱりコミュニケーションの障害だ。 うまくいっている再婚家庭の中にも不安があるし、夫と妻がそろった多分再婚じゃない家庭でも子供を見ない家はある。 完璧な大団円じゃないし、良い大人も良い親友も全部理解してくれるわけじゃないけれど、それぞれ理解する・されるためにがんばっている。 ロウィーナがものすごく怯えつつも迷惑をかけた人たちに謝ろうとするところ、あるいは歌うお父さん。 人の視線や反応の描写が、殴り合いよりよっぽどリアルに怖い。緊張する。 都会出身の先生にはわからないだろうけど、オーストラリアの小さな町で暮らしていくには、今ちゃんと謝っておかなきゃいけないのという言葉がすごく印象に残った。 絵が残念すぎて、著者名を知らなければ手をださなかったと思う。もったいない。

Posted by ブクログ

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