商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白凰社 |
| 発売年月日 | 1975/06/01 |
| JAN | 9784826219594 |
- 書籍
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英米詩集
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英米詩集
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商品レビュー
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むかしブックオフで100円で買った本。そろそろ処分しようと思いながらページをめくていたら、たまたまジョン・ダンの「蚤(のみ)」という詩が現れた。1500~1600年頃の人が、こんな詩を書いていたとは、よい発見であった。 この蚤をごらんなさい。これをみればあなたが どんな些細なこ...
むかしブックオフで100円で買った本。そろそろ処分しようと思いながらページをめくていたら、たまたまジョン・ダンの「蚤(のみ)」という詩が現れた。1500~1600年頃の人が、こんな詩を書いていたとは、よい発見であった。 この蚤をごらんなさい。これをみればあなたが どんな些細なことを拒んでいるのかがわかる。 こいつはまずぼくの血を吸って、いまあなたを吸った。 ぼくたちふたりの血がここでまじりあっている。 どうです。これが罪悪だとか恥だとか 処女性の喪失だとかそんなことが言えますか? こいつは挨拶もしないで抱きついて あきるほど、それもふたりぶん平らげた。 ぼくなら、なにもここまで要求はしません。 よしなさい。つぶれる蚤は一匹でも三人の血が流れる。 この蚤はいわばぼくたちの結婚、いやそれ以上です。 これはあなたとぼく、ぼくたちの結婚の寝台、 そしてぼくたちの結婚の祭壇です。 たとえ御両親が、そしてあなた自身が不賛成でも この黒い祭壇で、ぼくたちはすでに結ばれている。 ぼくを見殺しにするだけならともかく、これでは 神聖冒瀆(ぼうとく)、それに自分の血を流せば自殺です。 いちどに三つの大罪(だいざい)はよしてください。 残酷なひとだ。はやい、もう爪をそんなにあかく 無辜(むこ)の血で染めてしまったのですか? この蚤がいったいどんな悪いことをしました? 罪深いのは、あなたから吸った一滴の血だけではないか。 得意になっている。蚤にさされたくらいでは あなたもぼくもちっとも弱らないと言いましたね? その通りです。だから怖れることはない ぼくのためにあなたが失う名誉なんてたかだか この蚤があなたにあたえた危害ほどのものです。 The Flea (氷川玲二訳) ダンの「別れ――ガラスに彫った名前」も気に入っている。 他に、マシュウ・アーノルドの「ドーヴァーの海岸」、P.B. シェリーの「西風の詩」などもあるので、本書を捨てられなくなった。 長年放っておいて申しわけない。
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