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上司の奥さん 二見文庫
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上司の奥さん 二見文庫

深草潤一【著】

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上司の奥さん 二見文庫

660

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2009/11/26
JAN 9784576091754

上司の奥さん

¥660

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2016/10/19

人妻熟女の恥じらいと秘めていた貪欲さ

主人公の上司は部下を自宅に招くような良い人で、その奥さんも良い人で、とっても綺麗で、でも、この仲の良い上司夫婦には1つだけ悩みがあって、そのお悩み解決の特効薬と期待された主人公が利用される……これが話の始まり。つまり、この状況によって上司による寝取らせと、それを了承した妻の寝取ら...

主人公の上司は部下を自宅に招くような良い人で、その奥さんも良い人で、とっても綺麗で、でも、この仲の良い上司夫婦には1つだけ悩みがあって、そのお悩み解決の特効薬と期待された主人公が利用される……これが話の始まり。つまり、この状況によって上司による寝取らせと、それを了承した妻の寝取られらせが同時に発生する面白味が本作にはある。 その真相は人の良さもあって見透かされてしまうのだが、そんな裏工作に加担した1人の女子社員(主人公と同期)によって早くから主人公の耳に入ることで上司夫婦の企みをちょっぴり可愛げのあるものにして、重苦しい雰囲気ではないことを読み手にも伝えることになっていたと思う。 人の良い奥さんは魅力に溢れ、お人好しにも写る上司は奥さんからの愛情までは失っていないものの、主人公によって最後は肉欲的寝取られに近い形にもなっていた。その意味で奥さんは無自覚なれどしたたかなのかもしれない。疼く身体を持て余す奥さんは熟女らしい貪欲さを隠し持ちながら、夫への操や羞恥もあって常に恥じらうのである。 ホテルでは夫に覗かれ、上司宅では居眠り(狸寝入り?)している夫の傍でと、常に夫の存在を身近に感じながら主人公と情を交わす奥さん。妙齢の人妻という矜持と節度もあって元から恥じらいがちなところへ夫の目を気にする羞恥と遠慮が重なるのだが、昂ると我を忘れて思わず貪ってしまうのもまた熟女らしく、このコントラストが奥さんを際立たせている。再度ホテルで落ち合うクライマックスでは夫の目を気にしなくていい気軽さから恥じらいを忘れて挑みかかるいやらしさもあり、当初は上司夫婦のダシにされていたような肩透かしを感じていた主人公も弱点を責めたり焦らしたりと奥さんをしっかり愛でている。 しかし、女のツボを衝き切れていないと指摘するのが女子社員である。一見すると地味にも見えるほど清楚な印象だった女子社員には隠された秘密があって実はとても開放的かつ積極的。最後は奥さんを謀って3Pに持ち込むのだが、主人公が標的を奥さんのお尻に向け始め、割と頁を割いたお尻責めの描写が盛り込まれたことと併せて個人的にはちょっとばかし望まない方向で幕を引いた感じでもあった。 ただ、それを踏まえても良好なシチュエーションと淫猥度の高い官能描写が連続する良さがあったので全体的にはすこぶる好印象の作品である。

DSK

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