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上海 多国籍都市の百年 中公新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2009/11/25 |
| JAN | 9784121020307 |
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上海
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商品レビュー
3.5
13件のお客様レビュー
上海租界の設立から第二次世界大戦を経た租界の終焉までを扱う。イギリス人、アメリカ人、ロシア人、日本人、ユダヤ人、中国人のそれぞれの視点から見た租界像を描く。実際には上海には多数の国籍の人が混在し相互に影響し合っているが、確かに国籍別に眺めると理解しやすい面があるようだ。 西洋人が...
上海租界の設立から第二次世界大戦を経た租界の終焉までを扱う。イギリス人、アメリカ人、ロシア人、日本人、ユダヤ人、中国人のそれぞれの視点から見た租界像を描く。実際には上海には多数の国籍の人が混在し相互に影響し合っているが、確かに国籍別に眺めると理解しやすい面があるようだ。 西洋人が支配したからこそ発展できたこと、華開いた文化があり、中国においても極めて特殊な街だ。
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ここ数年、散々っぱら上海に行ったのに歴史について何も知らないなあと思っていた。上海の近代史を知りたかったのでこの本を。といっても近代史しかないんだけど。そもそも租界って何なのかもあやふやだったのだけど、こんなにも色んな国が出張っていた場所とはしらなかった。その色んな国、イギリス、...
ここ数年、散々っぱら上海に行ったのに歴史について何も知らないなあと思っていた。上海の近代史を知りたかったのでこの本を。といっても近代史しかないんだけど。そもそも租界って何なのかもあやふやだったのだけど、こんなにも色んな国が出張っていた場所とはしらなかった。その色んな国、イギリス、アメリカ、日本、それぞれの視点からみた上海の変遷を垣間見ることができる。こんな人たちもいたのかと驚きだったが、ロシア難民とかユダヤ難民から見た上海というのも描かれる。そして中国近代史の主人公たち、孫文、蒋介石とか毛沢東たちが、上海を舞台に戦争・革命が繰り広げる。ああこういうことが起きてたのねって、初めていろいろな中国史が腹落ちした気分になれた。上海ってイベントフルな場所であったことをつくづく感じさせられる。文革後10年以上眠っていた上海を、最後に蒋介石が再び目覚めさせる、っていう終わりも良かった。
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読後感は心地いいとは言えないが、楽しいばかりが歴史じゃない。上海旅行中に読んだ。 上海の百年がイギリス人、アメリカ人、ロシア人、日本人、ユダヤ人、中国人の視点で読み解かれる。 この構成は読めば読むほど適切だと思えた。上海は多様なルーツを持つ人たちによって発展した街だからだ。 ...
読後感は心地いいとは言えないが、楽しいばかりが歴史じゃない。上海旅行中に読んだ。 上海の百年がイギリス人、アメリカ人、ロシア人、日本人、ユダヤ人、中国人の視点で読み解かれる。 この構成は読めば読むほど適切だと思えた。上海は多様なルーツを持つ人たちによって発展した街だからだ。 考察対象の時代・国籍の人の手による文章が引用されるので街の雰囲気が分かる。戦前の日本人街にはあまり住みたくない。 筆者の専門が比較文化研究であるため、花開いた音楽の話はとてもよかった。文化を育む人々の貢献。
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