商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/11/20 |
JAN | 9784103198314 |
- 書籍
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月桃夜
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月桃夜
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商品レビュー
3.9
38件のお客様レビュー
ファンタジーはちょっと苦手かなと思いながら読み始めましたが、予想以上に面白くあっという間に読んでしまいました。物悲しい話でしたがあらためて日本の歴史に目を向けることが出来ました。
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2022年5月17日 予想外のおもしろさ。 フィエクサとサネン 茉莉花と兄 兄を慕う気持ちがフィエクサを招いたのかもしれない。 まるで奴隷のヤンチュ ヤンチュの子のヒザ 普通の人も簡単に身を持ち崩しヤンチュになる奄美大島。 砂糖黍の仕事は過酷だ。 神の宿る山、魂マブリがさすらう海...
2022年5月17日 予想外のおもしろさ。 フィエクサとサネン 茉莉花と兄 兄を慕う気持ちがフィエクサを招いたのかもしれない。 まるで奴隷のヤンチュ ヤンチュの子のヒザ 普通の人も簡単に身を持ち崩しヤンチュになる奄美大島。 砂糖黍の仕事は過酷だ。 神の宿る山、魂マブリがさすらう海 自然の中にこの世とあの世が混在している。 兄妹愛は哀しい。惹かれ合い男女の愛になっていく。自分の意思でどうこうできるものでなくなってしまう。 その愛は犠牲ではなく、真実と悟り、また生きようと茉莉花は決心できる。
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この作品が、日本ファンタジーノベル大賞受賞作だということを、読み終わった後に知ったが、内容には、すごく生々しいものを感じました。 奴隷のような身分制度がある、「フィエクサ」と「サネン」の物語(たぶん江戸時代)は、やはり読んでいて辛いものを感じたが、それでも自分の信念や生き方を貫...
この作品が、日本ファンタジーノベル大賞受賞作だということを、読み終わった後に知ったが、内容には、すごく生々しいものを感じました。 奴隷のような身分制度がある、「フィエクサ」と「サネン」の物語(たぶん江戸時代)は、やはり読んでいて辛いものを感じたが、それでも自分の信念や生き方を貫いた様は、矛盾していたり、我が儘に見えたりもするが、きっちりと厳格な神とは対照的に、曖昧で平気で考え方が変わったりする、狡さのようなものも感じられるが、それだからこそ、より人間らしく感じられ、私には汚くも美しく見えた。 ただ、その話に影響される「茉莉香」の物語が、やや突拍子で現実感が薄く、ちょっとフィエクサのエピソードと上手くリンクしてないかなと思いました。
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