商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2009/10/22 |
JAN | 9784794217356 |
- 書籍
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田中角栄 封じられた資源戦略
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田中角栄 封じられた資源戦略
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
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ロッキード事件は田中角栄だけ受託収賄罪にとわれ、ロッキード社のコーチャンは贈賄罪にとわれなかったので片手落である、すなわち、日本の独立をおびやかすアメリカからの飛礫がロッキード事件であったと言われる。 背景として田中が資源外交を通じてアメリカという虎の尾を踏んだことがこの本を読むとよく理解できる。世界、特に米国のエネルギー保障戦略と歴史を理解する上でも極めて有効な本だと思います。 「満州太郎」「アラビア太郎」などと呼ばれた山下 太郎も記憶に残したい。
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1970年代原油やウランといった資源獲得のために動いた田中角栄の半生を紹介している。 田中角栄といえば、「日本列島改造論」に代表される土建による国土開発や、「政治とカネ」にまつわるイメージが先行するが、日中国交正常化に代表されるように外交にも力を入れていたことが分かる。特に、敗戦を通じて持たざる国・日本のアキレス腱が資源であることを強烈に意識していたことは、ことあるごとに「石油の一滴は血の一滴」と話していたことからも分かる。特に石油とウランの安定供給先の確保に向けて、インドネシア、オーストラリア、ソ連、ヨーロッパなど文字通り世界中の各国と交渉に当たった角栄は、アメリカの不興を買うことになる。ロックフェラーなどの財閥につながる資源メジャーを背景にした圧力は、予想以外に強力だったようだ。
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やったことの内容と結果はどうであれ、ともかくこういったタフ・ネゴーシエータの首領と、それを補佐する有能なスタッフというのが、今の日本にいればと思わせる。小泉さんがそうかとちょっと前には思ってたけど、全然違うということが良くわかる本。
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