商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 芳文社 |
発売年月日 | 2009/11/16 |
JAN | 9784832231849 |
- コミック
- 芳文社
ワケありな彼女
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ワケありな彼女
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商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
大人のドラマとしては素晴らしいがエッチ方面は期待薄
実に評価の難しい作品かもしれない。全9編だが episode 2 以外は前後編なので全5話。そのどれもが大人の男女が織りなすリアルなドラマである。双方が抱える負い目やコンプレックスといった些細な「秘密」が原因で2人の間にちょっとしたズレや亀裂が生じる。悶々と過ごす間にその悩ましい...
実に評価の難しい作品かもしれない。全9編だが episode 2 以外は前後編なので全5話。そのどれもが大人の男女が織りなすリアルなドラマである。双方が抱える負い目やコンプレックスといった些細な「秘密」が原因で2人の間にちょっとしたズレや亀裂が生じる。悶々と過ごす間にその悩ましい思いが膨張、時に爆発する。そして、お互いがその「秘密」を告白し合って、乗り越えて、見も心も結ばれるのが主な流れである。概ねハッピーエンド、一部アンハッピー(完全にバッドエンドとは言い切れないもののやり切れなさが残る結末)である。このドラマ部分はとても良い。社会人ならではのしがらみの中で、それでも精一杯相手を想うからこそ生じる葛藤あるいは疑念と、だがしかし相手への想いが大きくて止まらない感情の交錯が上手に描かれている。情交を通じて想いを絡ませよう、伝えようとする主人公の頑張りが見えてくる。行き場の無い想いを後ろ向きに晴らし続け、その結果が破滅的であっても自分にとっては安息の地を見つける主人公もいる。タイトルの『ワケあり』は何もヒロインだけではないのである。また、ヒロインそれぞれのキャラ設定が多彩なので、主人公との関係性も含めて各話のテイストがほんわかユル軽いものからシリアスまで幅広いことも特色。 しかし、このドラマ要素が前面に出ていることによって情交のいやらしさがほとんど伝わってこない。絵は綺麗である。超美麗と言ってもよい。過度なテフォルメを避けた(その代わり凄まじい爆乳娘とかはいない)スレンダー系スタイル抜群の可愛らしいヒロインばかりである。なのにいやらしくない。情交はドラマを盛り立てる1つの要素に過ぎないのである。なので、このレーベルの方向性やテイストを把握しているならともかく、本作に期待するものを誤ると肩透かしを喰らうことに留意されたし。
DSK