商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ぶんか社 |
発売年月日 | 2009/10/14 |
JAN | 9784821153190 |
- 書籍
- 文庫
斜陽
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斜陽
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商品レビュー
3.7
5件のお客様レビュー
明治からの「貴族」、江戸時代は元下級武士、もしくは百姓だったのかもしれない見かけだけの位に疑問を持ち、それが心身共に崩壊していく様の小説だ。アヘン、麻薬中毒で悩んだ弟の生き様、離婚から半生を母の介護で過ごし自分の思いを我慢してきた姉、小説にある「今の世の中で一番美しいのは犠牲者で...
明治からの「貴族」、江戸時代は元下級武士、もしくは百姓だったのかもしれない見かけだけの位に疑問を持ち、それが心身共に崩壊していく様の小説だ。アヘン、麻薬中毒で悩んだ弟の生き様、離婚から半生を母の介護で過ごし自分の思いを我慢してきた姉、小説にある「今の世の中で一番美しいのは犠牲者です」と言う言葉が印象に残る。
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よかったなぁ。とてつもなくよかった。太宰は昔「人間失格」を読んで以来。 独特の暗ーい雰囲気に我慢できなくて、途中で読むのをやめてしまった。そんなこともあって太宰の作品にはなんとなく苦手意識があったけど、この「斜陽」はとても好きになれて、本当に読んでよかったという気持ちになった。ど...
よかったなぁ。とてつもなくよかった。太宰は昔「人間失格」を読んで以来。 独特の暗ーい雰囲気に我慢できなくて、途中で読むのをやめてしまった。そんなこともあって太宰の作品にはなんとなく苦手意識があったけど、この「斜陽」はとても好きになれて、本当に読んでよかったという気持ちになった。どことなく暗い文章なのに、とても綺麗と感じたのは何故だろう。 『恋、と書いたらあと、書けなくなった。』 この一文を読んだときの感動や鳥肌は絶対に忘れられない。
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これまでに読んだ太宰治の作品の中で一番好きかも。 太宰治はもちろんだけど、昔の名作と言われている作品って、時代が違っても楽しめる。 やっぱり物事には普遍性があって、人間の本質は変わらないものなのかもね。 個人的に気になったことは、主人公の女の人の子供が本当にあの小説家の人の子...
これまでに読んだ太宰治の作品の中で一番好きかも。 太宰治はもちろんだけど、昔の名作と言われている作品って、時代が違っても楽しめる。 やっぱり物事には普遍性があって、人間の本質は変わらないものなのかもね。 個人的に気になったことは、主人公の女の人の子供が本当にあの小説家の人の子供なのかということ。 でも最後の彼女のあの頼みを聞くと本当なのかなぁ、とは思うけどね。 そしていつの世も、女の人はワルに憧れるのね。 マイ・チャイルド。
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