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大人の東京散歩 「昭和」を探して 河出文庫
726円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2009/10/01 |
JAN | 9784309409863 |
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大人の東京散歩 「昭和」を探して
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大人の東京散歩 「昭和」を探して
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商品レビュー
2.7
5件のお客様レビュー
昔から東京に憧れていた。高校生の頃から、東京23区の地図を本屋で買っては、授業中にかじりつくように眺め、いつかは行ってみたいと思った場所に赤ペンで印を付けたものだった。 東京の魅力は、銀座 赤坂 上野 渋谷 六本木といった街レベルの狭いエリアがそれぞれ固有の雰囲気を持っていると...
昔から東京に憧れていた。高校生の頃から、東京23区の地図を本屋で買っては、授業中にかじりつくように眺め、いつかは行ってみたいと思った場所に赤ペンで印を付けたものだった。 東京の魅力は、銀座 赤坂 上野 渋谷 六本木といった街レベルの狭いエリアがそれぞれ固有の雰囲気を持っているという所にある。少し歩くだけで街を歩く人の服装や年齢層は変化し、建ち並ぶビルや家は姿を変える。雑居ビルと猥雑な看板がひしめく街があれば、丘の上には静かな住宅街がある。京浜東北線のガード下は飲み屋や雑貨屋がこれでもかというくらい詰まる一方で、皇居の外堀を走る中央線の沿線ではのんびり犬が散歩している。 同じ東京という町の中にこれだけ豊かな多様性が生まれたのは、東京が江戸時代から400年以上続く日本の中心地だったことに他ならない。江戸の町はエリア毎に行政機関や大名屋敷、商業施設を配置した計画都市だが、明治以降になってもその傾向を色濃く残している。江戸は明治・大正に引き継がれ、震災・戦災はありつつも昭和に引き継がれていく。 しかしながら、昭和末期のバブル景気による土地価格の上昇は、東京が刻んできた街の文脈をことごとく破壊してしまった。場所を問わず平凡なビルとマンションが乱立し、屋敷や個人商店は姿を消した。現代東京は戦後の面影さえも失いつつある。 前置きが長くなってしまったが、本書はそういった失われつつある昭和の面影を求めつつ東京の各地をノスタルジックに紹介するエッセイ風の本である。筆者は東京の歴史に堪能なので、読んでいて様々な発見がある。東京を何度も散歩した人でないといまいちピンと来ないと思うので、僕と同じ散歩趣味の人や東京住みの人にぜひ読んで欲しい1冊だ。
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昭和の東京と今が描かれてます 東京好きの私にはたまらない 知らないことやなるほど~なんてうなづく事も あって、大好きな本
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