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精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本
3,080円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2009/10/06 |
| JAN | 9784000236850 |
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精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本
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商品レビュー
4.6
10件のお客様レビュー
興味深く読めました。バザーリアという人物に興味を持ちました。精神医療・福祉については日本は遅れているとつくづく思います。国内にも良いモデルはあるのですが、予算とそれを強く推進するパワーがある人がいないのでしょうね。
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イタリアから精神病院が消えたといって、はじめに浮かぶ疑問は「では患者はどこに?」というものだろう。答えは地域で暮らして、それに合わせて医療があるという形なのだが、それがどのような過程を経て成り立ったかが書かれている。 中心となる人物はフランコ・バザーリアという精神科医である。精...
イタリアから精神病院が消えたといって、はじめに浮かぶ疑問は「では患者はどこに?」というものだろう。答えは地域で暮らして、それに合わせて医療があるという形なのだが、それがどのような過程を経て成り立ったかが書かれている。 中心となる人物はフランコ・バザーリアという精神科医である。精神病院が廃絶されるまでの道筋は苦難の連続であり、本書はバザーリアの評伝としても読める。 日本の精神医療における問題点も多く挙げられている。ただ、おそらく日本で精神病院を廃絶するというのは不可能に近いのではないかと思う。バザーリアの活動においても、幾度となく「日本ではこの時点で簡単に頓挫してしまうのでは」と思われる場面がある。 外泊させた入院患者が妻を殺害した事件で、殺人に加担したとしてバザーリアは法廷に立たされるのだが(結果的には無罪)、おそらくこの時点でバザーリアのような解放運動は、日本では即刻潰えることになるだろう。国民性に還元してしまうのは単純に過ぎるので、そのあたりの詳細は本書を読んでもらえればよいと思う。 ただ、内容自体は良いのだけれど、欠点があるとすれば著者の文体だろうか。 たとえば「でかい図書館」という形容が出てくる。「でかい」という言葉が悪いわけではないが、本書の内容とそぐわない言葉ではある。「大きい」や「巨大な」でよかったのでは。 また、唐突に「私はさだまさしの関白宣言は嫌いである」などというどうでもいい宣言もしてくる。かための内容を軽くしようとしているのかもしれないが、はっきりいって邪魔だし、どうでもよい。
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日本の精神医療を問い直すというテーマとして読むことはもちろんですが、フランコ・バザーリアの意思を多くの人が引き継いでいくドキュメンタリーとしても楽しく読めました。
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