冷えた月 新潮文庫

谷村志穂【著】

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2009/09/28
• JAN: 9784101132563

商品レビュー

2021/09/11

女性の成長に目を引かれた。みんなどうやって、父になり、母になるんだろうか。子どもから大人へとカテゴライズは変わってもわたしはあまり何も変わっていない。とはいえ、本当に子どもだった頃の気持ちには靄がかかっている。宙ぶらりん。

2013/10/30

どうして靖季は理津子のところに通いつめたの？

なぜ靖季は冷めてしまったの？

ラスト積丹の海では、なにが起こったの？

さっぱり分からない。
誰か教えてください。

2012/09/26

北海道の大地で自然塾Burnsを営む靖季。子供だけでなくその親たちも集めて海や山へと出かけるツアーを主催し、注目を集めていた。その靖季の圧倒的な魅力に惹かれやがて結婚した百合香だったが、一人娘の葵との3人の幸せな暮らしに、思わぬ暗雲が立ち込める…。
靖季も百合香も、理津子も、登場人物すべてが気に食わない。今風に言えば“イラっとくる”感じだ。葵が3歳と自分の娘と同じであるせいか、特に靖季と百合香の夫婦には腹が立ったくらいだ。夫婦の再生の物語であると同時に、百合香の成長物語でもあると思う（こういう風に“○○物語”と括るのは好きではないのだが、あえて言うと）のだが、それにしても、だ。
しかも終盤、百合香が諦観とともに穏やかさをもって周りが見えるようになったのが急過ぎるような気がする。きっかけがいまいち分からなかった。