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子どもたち・曠野 他十篇 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2009/09/18 |
JAN | 9784003262368 |
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子どもたち・曠野 他十篇
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子どもたち・曠野 他十篇
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3.3
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チェーホフ初期の短篇集。『子どもたち』『いたずら』『聖夜』『ワーニカ』『実は彼女だった』『ヴェーロチカ』『家庭で』『幸福』『賭け』『ロスチャイルドのヴァイオリン』『学生』の11の短篇と中篇の『曠野』を納めています。 特に好きなのは、以下の2作品。 『ヴェーロチカ』恋愛に無関心で...
チェーホフ初期の短篇集。『子どもたち』『いたずら』『聖夜』『ワーニカ』『実は彼女だった』『ヴェーロチカ』『家庭で』『幸福』『賭け』『ロスチャイルドのヴァイオリン』『学生』の11の短篇と中篇の『曠野』を納めています。 特に好きなのは、以下の2作品。 『ヴェーロチカ』恋愛に無関心で生きてきた男が、女性から告白された後に自責の念に苛まれる話し。なんて、お馬鹿さんなんだろう… 『ロスチャイルドのヴァイオリン』人はなぜ互いに生きて行くのに邪魔をしあっているのだろう…損得しか頭になかった男が、大切な人を失って初めて気付かされたことが、とても印象的です。 他にも、切ないお話しの『ワーニカ』、老人の考える幸福に疑念を抱く若者の思いが興味深い『幸福』も好きです。 『曠野』は、情景描写は美しいし、少年の置かれた境遇や気持ちの変化などをよく表していますが、ちょっと長すぎるかな。
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『聖夜』のみ再読。 全集で読むと、この時期の著者は大切な人を喪ってしまう、という喪小説をいくつか集中的に書いている。本作は『学生』と並んで、著者の作品の中でも最も美しいものだと思う。 満点の星の夜、復活祭の灯火に浮かぶ登場人物のシルエット、そして聖なる空気感、人の繋がりの温もり。...
『聖夜』のみ再読。 全集で読むと、この時期の著者は大切な人を喪ってしまう、という喪小説をいくつか集中的に書いている。本作は『学生』と並んで、著者の作品の中でも最も美しいものだと思う。 満点の星の夜、復活祭の灯火に浮かぶ登場人物のシルエット、そして聖なる空気感、人の繋がりの温もり。優しさへと開かれていく眼。分析的に読むより、ひたすらそれに浸りたい。 無神論者である著者の作品から後光の様にフワッと輝いて出てくる聖なるイメージ。チェーホフの一番の読みどころとは、それなのだと私は思う。
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『賭け』(P141〜) 内容が深かった。自分の置かれた立場から共感できるかなと思って読み進めたが、最後の悟りの境地に至った手紙には驚き。まだその境地には至っていない。 ちなみに紹介してくれたのは会社の同僚。小4生が読んで「面白かった」とのこと。この内容を面白いと感じることがで...
『賭け』(P141〜) 内容が深かった。自分の置かれた立場から共感できるかなと思って読み進めたが、最後の悟りの境地に至った手紙には驚き。まだその境地には至っていない。 ちなみに紹介してくれたのは会社の同僚。小4生が読んで「面白かった」とのこと。この内容を面白いと感じることができる小学生、恐るべし!いつか話をしてみたい。
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