商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/09/09 |
JAN | 9784480065063 |
- 書籍
- 新書
「中国問題」の核心
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「中国問題」の核心
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
85年に中曽根が公式参拝を明言して靖国神社に赴いたことが中国国内の靖国批判に火をつけ、それが韓国を刺激する形で靖国参拝が外交問題になった。 天安門事件に先立つインフレや格差の拡大にもっとも被害を受けてプライドを傷つけられたのは知識人たちだった。 社会が腐っている。不正が横行し...
85年に中曽根が公式参拝を明言して靖国神社に赴いたことが中国国内の靖国批判に火をつけ、それが韓国を刺激する形で靖国参拝が外交問題になった。 天安門事件に先立つインフレや格差の拡大にもっとも被害を受けてプライドを傷つけられたのは知識人たちだった。 社会が腐っている。不正が横行しすぎている。それが中国。
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成長著しい中国の抱える問題点について、尖閣諸島、民族、歴代国家主席の思惑など政治面から論じた本。 日中関係となると、我々が片方の当事者であるためか、もう一方の中国側が日中問題をどのように捉えているかがわかりにくい。だが、当書を読むとある程度見えてくる。特に尖閣諸島問題は中国側も国内で「弱腰」との世論が強まることがわかる。 2005年の上海などでの反日デモは今でも記憶に新しいし、2008年6月に胡錦濤主席が福田総理との間に交わした「東シナ海ガス田共同開発合意」はネット上で「下関(中国側では”馬関”)条約以来の売国条約」と批判されたという記述は興味深い。 中国はなるべくなら深く関わりたくない国だが、将来を踏まえると政治的、経済的、社会的にある程度の深い関わりを持たざるを得ない。そう思ったとき、強かで掴みどころのない「巨龍」の生態の一面を知るために有意義な一冊だと思う。
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恥ずかしながら、隣の国の近現代史に疎いので読んでみた。 中国の人は、別に日本が嫌いなワケではないし、 共産党の歴代のエライ人たちもあのままこのままの政治や経済でいいと 思っているわけではない。 でも性急に変えようとすると、 変化を望まない有象無象に足を引っ張られることになり、...
恥ずかしながら、隣の国の近現代史に疎いので読んでみた。 中国の人は、別に日本が嫌いなワケではないし、 共産党の歴代のエライ人たちもあのままこのままの政治や経済でいいと 思っているわけではない。 でも性急に変えようとすると、 変化を望まない有象無象に足を引っ張られることになり、 反日や少数民族制圧というような目先の出世・保身の手段に走りがち。 その結果がチベット問題であったりウイグルの問題であったり。 尖閣問題であったり。 ということが理解できる本。 現代の「中国」を一括りにして、かつて攻め入ったことで 東のこちら側を嫌っている、よく分からない巨大で恐ろしい大国、 としてしまうのは愚かなことだ。という認識に至った。 どの「国」も完璧ではない。 完璧でないから変えてもいいのだ。 一票の格差はあるけど、 投票と選挙という政治参加の権利が守られている自分は、 まだラッキーだと思った。
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