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忍者のすべてがわかる本 ルーツ、流派から忍術、くノ一まで PHP文庫
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忍者のすべてがわかる本 ルーツ、流派から忍術、くノ一まで PHP文庫

黒井宏光【監修】, クリエイティブ・スイート【編著】

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忍者のすべてがわかる本 ルーツ、流派から忍術、くノ一まで PHP文庫

628

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2009/09/03
JAN 9784569673158

忍者のすべてがわかる本

¥628

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2015/04/21

歴史系の雑学っぽい本が読んでみたくて手に取った本。 いわゆる漫画などの「忍者」でなく、実際に歴史上で 活躍したといわれる「忍者」についてがしっかりと 語られています。 自分は大好きだった大河「毛利元就」で実際に活躍した 姿に近いであろう「忍者」を見ていたので、 意外さはさほどな...

歴史系の雑学っぽい本が読んでみたくて手に取った本。 いわゆる漫画などの「忍者」でなく、実際に歴史上で 活躍したといわれる「忍者」についてがしっかりと 語られています。 自分は大好きだった大河「毛利元就」で実際に活躍した 姿に近いであろう「忍者」を見ていたので、 意外さはさほどなく、やっぱり忍者はスパイ的な存在だったん だなぁと再確認した感じです。 もちろん、いわゆるイメージの「忍者」が出来るゆえんの エンタメ系についても触れられているので、 なかなかに楽しめます。 ちなみに、監修の黒井宏光氏は、甲賀流伴党21代目宗家(現在に生きる最後の忍者の方と言われています)に 師事された方であり、本物の忍者の世界に触れられています。 ttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/1410/30/news059.html

Posted by ブクログ

2011/05/31

忍者についてオールラウンドにまとめられた一冊。 監修者、黒井宏光氏は、忍者研究者で忍者ショーを行っている伊賀流忍者集団「黒党」の代表者という点も、興味を誘います。 堅苦しくなく、かといって興味本位でまとめられたものでもなく、忍者の歴史や謎に包まれたその仕事などについて、紹介されて...

忍者についてオールラウンドにまとめられた一冊。 監修者、黒井宏光氏は、忍者研究者で忍者ショーを行っている伊賀流忍者集団「黒党」の代表者という点も、興味を誘います。 堅苦しくなく、かといって興味本位でまとめられたものでもなく、忍者の歴史や謎に包まれたその仕事などについて、紹介されており、どの章もおもしろく読みました。 忍者の走り方は、スピードよりもむしろ長く走り続けることが重要だそうです。 秀吉に仕えた韋駄天という忍者の話が載っていました。 忍者スタイルと言ったら闇にまぎれる真っ黒な服が定番ですが、実際の忍び装束は黒くなかったとのことです。 黒は日中や灯りの下では逆に目立つため、農民と同じ茶系統の普段着を着ていたとのこと。 鎖帷子は重いので、基本的には着用しないそうです。 随分、想像している姿と違いますね。 また、忍者と言ったら「水蜘蛛」の術ですが、水蜘蛛では水上は歩けないそうで、ぬかるんだ沼地用かと推測されていました。 侵入や逃亡のため、細い隙間を通れるよう、いつも関節が外せるようにしていたそうです。 考えるだけで痛そう。私はこの時点で無理です。 『カムイ外伝』の話は結構ハードだなあと思っていましたが、抜け忍という記録はないとのこと。 忍びの仕事が嫌になったら、上に話せば後方支援に回してもらえたそうです。 一人の脱走者に何人も追手を使ってはほかの仕事に差し障るというのは、確かに納得です。 忍者の素質は、口が堅く、情報収集力が高く、冷静沈着で精神力が強く、視力・聴力も高い健康体、身軽で清潔感もある人物。 非の打ちどころがない人ですね。 見た目はあくまでも、普通の目立たない顔がいいそうで、不細工過ぎても美形過ぎても、とにかく目立つのはご法度だったそうです。 真田十勇士の猿飛佐助は、架空の人物というのは知っていましたが、講談師、玉田玉秀斎の作によるもので、西遊記の孫悟空のような愛嬌のあるキャラクターにしようと作り上げたとのこと。 名前は祖国の四国・石鎚山にかかる猿飛橋から命名したそうです。 猿飛佐助が豊臣秀吉につかえる甲賀忍者の一味であったことから、徳川家康につかえる伊賀忍者は敵の悪役として、いろいろな作品に描かれたとのこと。 佐助は忍者物語の中では、とても大きな存在なんですね。 探検家、間宮林蔵も隠密と紹介されており、びっくりしました。 日本のラスト・ニンジャとされているそうです。 ついでに、間宮海峡が間宮林蔵にちなんで名付けられたということもこの本で知りました。 知らないこともいろいろとわかり、絵も多用されているため、楽しく読めて興味が満たされる一冊となっています。

Posted by ブクログ

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