商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/09/03 |
JAN | 9784062157582 |
- 書籍
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傷痕
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傷痕
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商品レビュー
3.8
10件のお客様レビュー
とても重い内容の割に 短時間で読んでしまいました 続きが気になったからですね 憎しみは子どもに継がせちゃ いけませんよ
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とても矢口さんらしい作品で、面白かった。 終始楽しく読み進められ、矢口さんの当たり作品の一つだと思う。 『傷痕』というタイトルがとてもしっくりきた。 過去の事件の傷痕が今回の事件を起こし、今回の事件でも様々な人に傷痕を残していた。 家族の温かみや人を思う気持ちがストーリーを支...
とても矢口さんらしい作品で、面白かった。 終始楽しく読み進められ、矢口さんの当たり作品の一つだと思う。 『傷痕』というタイトルがとてもしっくりきた。 過去の事件の傷痕が今回の事件を起こし、今回の事件でも様々な人に傷痕を残していた。 家族の温かみや人を思う気持ちがストーリーを支えていて、私の好きな矢口さんミステリーらしく、切なくも心温まるお話で、人の内面に迫るミステリーだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「傷痕(kizuato)」(矢口敦子著、2009年9月1日発行)を読みました。著者の作品は初見です。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」)によれば、犯罪などの加害者と被害者、その家族ら周囲の人たちの思いや内面を描いた、心に残るミステリーで人気を博す作家です。 第1章の「それぞれの傷」は、全体の伏線になっています。読み始めたときは、一見したところ何の脈絡のない5人の人物が登場し面食らいます。でも、読み進むうちにかなり巧妙に仕組まれた伏線が見えてきます。ということで連休の最終日に一気に4時間で読んでしまいました。 たしかに、「犯罪などの加害者と被害者、その家族ら周囲の人たちの思いや内面を描いた、心に残るミステリー」に仕上がっています。死刑制度の是非、裁判員制度の誤謬性についても考えさせられます。 生き残ったことが申し訳ない、そう思うのよ ・・・ 生き残ったものの辛さというのは、二十万人にたいするものであろうと、四人にたいするものであろうと、変わりない。彼らのことを考えると、いつだって心が千切れそうになる。ここにいまあることに身が縮む あらすじ 「BOOK」データベースより(一部追加記載・修正あり) 1988年4月に発生した「目黒区一家殺人事件」で殺された弁護士一家の遺族は、いまも「傷痕(kizuato)」をかかえて生きていた。 主犯格として裁かれた西川正実は死刑になったが、共犯者として裁かれた小田島清彦が仮出所してあらわれてきた。 そんなとき、加害者の血をひくT大理Ⅱ生・一色知也が、C大法学部生である友人・大滝に誘われて出かけた法律サークルの会合。そこで出会い好きになってしまったR大法学部の女子大生。彼女は被害者の一人とおなじ「桜井香子(さくらいかおりこ)」という名前だった―。 知也と桜井香子、その二人の出会いが、やがて悲しき事件をまきおこす。そして、新たな「傷痕(kizuato)」が・・・。 加害者側にも被害者側にものこる哀しみを描いてゆく...そして死刑や裁判員制度をも問うミステリー作品。
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