商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2009/08/25 |
JAN | 9784087464689 |
- 書籍
- 文庫
異国の客
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商品レビュー
4.1
11件のお客様レビュー
フランスのフォンテーヌブローに移住した著者が各章日々の生活から、フランスの社会、政治、歴史にまで掘り下げるのは読みやすく、「プロの外国滞在記」で面白い。 特に最終章のイラクで拘束されたジャーナリストの帰還で、同様の事件の日本の対応は興味深かった。 フランスの魅力はグローバルとロ...
フランスのフォンテーヌブローに移住した著者が各章日々の生活から、フランスの社会、政治、歴史にまで掘り下げるのは読みやすく、「プロの外国滞在記」で面白い。 特に最終章のイラクで拘束されたジャーナリストの帰還で、同様の事件の日本の対応は興味深かった。 フランスの魅力はグローバルとローカル、古いものと新しいものが両立しているところにあるんだろうな、と思った。 2019.2.23
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【いちぶん】 何度となく旅に出た後、いつも旅先から帰らなければいけないことを不満に思うようになった。旅人に対して開かれた扉は少ない、という思いがつのった。どこかでせめて季節の一巡を辿らなければ、その土地の本当の姿はわからない。
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池澤さんのことばを借りると、「カジュアルなファシズム」。今の日本の国民の思想や思考のあり方を形容するのに、これほど的確な表現は無いだろう。 2000年代に起きた様々な国際問題を、近代以降の歴史の延長に見ると同時に、この時期自身が移住したフランス、フォンテーヌブローを中心としたフ...
池澤さんのことばを借りると、「カジュアルなファシズム」。今の日本の国民の思想や思考のあり方を形容するのに、これほど的確な表現は無いだろう。 2000年代に起きた様々な国際問題を、近代以降の歴史の延長に見ると同時に、この時期自身が移住したフランス、フォンテーヌブローを中心としたフランスの現代社会事情と日本のそれとを対比させる。こうした比較を踏まえた上で、私たちの身の回りに立ち返ると、この国を今なお蝕んでいる、抗いがたい負のエネルギーの本質が見えてくる。
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