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夏の塩 SHYノベルス
1,980円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 大洋図書 |
| 発売年月日 | 2009/08/05 |
| JAN | 9784813012016 |
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夏の塩
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夏の塩
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商品レビュー
4.6
39件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
傑作!!!!今のところMyベストBL小説!!! 乾いているのに温かさを感じる。 感情を表現する術さえ知らない主人公が周りの人間に見守られながらゆーっくり成長していく。 そうでもしないと生きていけなかったのであろう魚住に普通は同情の目を向けてしまいそうなところを久留米はフラットに接する。それでいて魚住に恋愛感情を抱いているということにはアタフタするんだから面白い。 さちのちゃんが亡くなるのかなーとは何となく予想できたけど、まさか魚住の目の前で亡くなるとは思わなくてなんちゅう鬼畜展開だよ…となった。ただそこからのストーリーの進め方が素晴らしくて唸ったな… 苦しいところに救世主を登場させて解決!幸せ!ちゃんちゃん!というのではなくて、人間らしい完璧ではない感情がぶつかり混ざり合いながら少しずつ前に進んでいくというストーリーが秀逸。
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所謂、BLモノですが描写はソフトかと思います。BLに興味の無い方も一度読んで欲しい作品です。主人公・魚住の周りでの生と死が題材となっており、内容的には結構重い……。
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日本の3〜40年のボーイズラブ小説の歴史の中で、一番の傑作は何か?と問われたら、私は迷いなくこの「夏の塩」「夏の子供」を挙げるな、と久々に再読して改めて思った。10代の頃に読んで深く胸を打たれたけれど、今読んでも全く読み味が変わらない。デビュー作だからかボーイズラブ小説の定型にハ...
日本の3〜40年のボーイズラブ小説の歴史の中で、一番の傑作は何か?と問われたら、私は迷いなくこの「夏の塩」「夏の子供」を挙げるな、と久々に再読して改めて思った。10代の頃に読んで深く胸を打たれたけれど、今読んでも全く読み味が変わらない。デビュー作だからかボーイズラブ小説の定型にハマりきっておらず、魚住と久留米だけではなく、サリーム・マリ・響子・濱田などなど…たくさんのキャラクターを扱い、そのサブラインに何度も立ち入りながら、かなり微妙なバランスでボーイズラブ小説として成り立っている。ほとんど奇跡と言っていい。 それにしても、魚住が久留米の汗で味覚を取り戻していることに気づくくだりや、さちのからのメッセージによって魚住が久留米に愛の告白をするくだりなどはちょっと涙なくして読めない。魚住というある部分がポカンと欠けてしまった人間、生きる感覚を失くしてしまった人間の喪失と再生。「塩」で味覚を取り戻したところから、つよい「子供」になっていくまで。単行本600ページ超にわたって、不器用に近づいたり離れたりする二人の関係性に身悶えながらも、たくさんのキャラクターが奇妙な輪を作りながら二人を支え、メインストーリーをきっちり読ませる、その構造には何度読んでも驚かされる。 「みんなひとりなのだ。自分の土管の中で、自分はどう生きていくのか、それを考えなければならないのだ。」 恋愛が全てではない、生きることをめぐる大きくて懐の広い物語であり、私が慈しんできたボーイズラブというカルチャーの一番美しくて素晴らしいところが結晶化された宝石のような物語。たくさんのボーイズラブ読者の宝物になっているであろう作品だし、何度も何度も再刊行されるのも当然だろうが、この作品が今後も生き続け、新たな世代のボーイズラブ読者に読み継がれていくことを心の底から祈っている。
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