- 新品
- 書籍
- 新書
ロマンポルノと実録やくざ映画 禁じられた70年代日本映画 平凡社新書476
990円
獲得ポイント9P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2009/07/15 |
JAN | 9784582854763 |
- 書籍
- 新書
ロマンポルノと実録やくざ映画
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ロマンポルノと実録やくざ映画
¥990
在庫なし
商品レビュー
4.8
4件のお客様レビュー
残念ながらすでに鬼籍に入る神代辰巳・田中登・相米慎二をはじめ、曽根中生・根岸吉太郎・金子修介・滝田洋二郎・中原俊・小沼勝・石井隆・崔洋一・周防正行・森田芳光・那須博之など綺羅星のごとく居並ぶ名監督たちが、日活ロマンポルノ出身だということは、知られているようであまり知られていないの...
残念ながらすでに鬼籍に入る神代辰巳・田中登・相米慎二をはじめ、曽根中生・根岸吉太郎・金子修介・滝田洋二郎・中原俊・小沼勝・石井隆・崔洋一・周防正行・森田芳光・那須博之など綺羅星のごとく居並ぶ名監督たちが、日活ロマンポルノ出身だということは、知られているようであまり知られていないのかもしれません。 カンヌでもベネチアでもベルリンでもハリウッドでも、それは彼らの汚点であるどころか、今や名誉の勲章といっても言いすぎではなく、胸を張って輝かしい経歴として誇るべきことのような気がします。 中学生の身で私は、団地妻昼下がりの情事とか痴漢電車なんとかとか、人に知られるとまずい内容の映画を、3人で集まって隠れキリシタンのように内緒で見て来ました。 これが幸か不幸か、単なる助平な奴が性欲のおもむくままに収集したのではなく、文学好きで映画好きの同好の仲間3人(私ともう一人が女子で、あと一人が男子)が、すべて日本映画の歴史的文脈の一つを知るためという大義名分のもとに、恥ずかしながら嫌々ながら(!)、研究のために鑑賞したのでした。 実際、単なるポルノフィルムよりストーリー性はあるとはいえ、いきなりじゃなくてもセックス場面が必ず挿入されている映画はどうしたものかと思ったものでした。 どうしても、性行為がそれほど人間にとって重要なものだとは、考えられなかったのです、まだ中学生には無理もありませんが。 ・・・・・この稿 続きます
Posted by
[ 内容 ] 日本映画が洋画の後塵を拝し、斜陽のどん底に喘いだ七〇年代。 しかし、セックスとバイオレンスに活路を見出した日本映画は、若者たちの知的興奮を駆り立て、熱い共感を集めた。 映画表現の、その過激と破天荒は、新作映画が虚ろに賑わう現在を衝く。 いま、鮮烈に甦る、異形の「名画...
[ 内容 ] 日本映画が洋画の後塵を拝し、斜陽のどん底に喘いだ七〇年代。 しかし、セックスとバイオレンスに活路を見出した日本映画は、若者たちの知的興奮を駆り立て、熱い共感を集めた。 映画表現の、その過激と破天荒は、新作映画が虚ろに賑わう現在を衝く。 いま、鮮烈に甦る、異形の「名画」、堂々の一一〇本立て。 [ 目次 ] 第1章 セックスとバイオレンスの饗宴(実録やくざ路線のバイオレンス ロマンポルノ路線の挑発と抒情 性が起爆させるバイオレンス) 第2章 狂い咲くジャンルの妙味(青春のニヒルな彷徨 アクションの新生面とカンフーブーム エロスと残酷の時代劇 スケバン戦闘少女の割拠 カーアクションの模索 メロドラマとラブロマンスの光芒 本格探偵ミステリと社会派サスペンスの競作 怪談からオカルトへ 洋画ふうソフィスティケーション おまけ短篇と編成の妙) 第3章 異文化と映画のスパーク(マンガ・劇画への挑戦 歌謡曲・演歌・ポップスの抒情 文芸作品の触発) 第4章 日本映画の世代交代(撮影所の外からの新しい波 時代を浮遊する女優たち) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
Posted by
映画を観ているような気分にもなり、大変お得。日本映画の衰退の結果、徒花というか傑作というかといった作品が次々と生まれたことが分かる。何本か観たものもあったが、あの作品にはそのような背景があったのか!などと思うこともあった。広島に行くので車中でよんだのだが、まあ、広島と関係あるのは...
映画を観ているような気分にもなり、大変お得。日本映画の衰退の結果、徒花というか傑作というかといった作品が次々と生まれたことが分かる。何本か観たものもあったが、あの作品にはそのような背景があったのか!などと思うこともあった。広島に行くので車中でよんだのだが、まあ、広島と関係あるのは仁義なき戦いぐらいであったのでした。
Posted by