技術には専門の監査が必要だ！ 技術監査人と業務監査 監査信頼回復への提言 B&Tブックス

地域と行政を支える技術フォーラム【編著】

• 販売会社／発売会社: 日刊工業新聞社
• 発売年月日: 2009/07/15
• JAN: 9784526062988

商品レビュー

2013/02/02

技術士による技術紹介。

自治体における技術監査のところが参考になる。土木、建築分野での試行だったようだ。情報、通信に関しても実施するとよい。分野によっては法律、工業標準の整備状況にばらつきあがあるかもしれない。工業標準化法の趣旨にそって、工業標準に基づいた幅広い診断が必要かも。

住民による監査は第三者ではなく第二者監査かも。まず第二者の監査を広めつつ、第三者の監査も組織していくのはどうでしょう。
税務監査は第二者監査だから、いろいろな情報があるから機能します。公認会計士の監査は、情報がないと手も足もでない。
第三者の監査は、事件・事故が起きた時以外は、なかなかうまく機能しないという知見があります。

ISO/IEC Directivesでは１者、２者、３者を同等に見ているので、１者と３者以外に２者があることにも言及があるといいかも。
内部監査ではなく、ISO/IEC 17050に基づく自己宣言にも言及があるといいかも。

コラムの地方行政の中小製造業支援と技術開発の業務監査が参考になる。「これらはほとんどの県にあると思う。」公的試験研究機関は４８都道府県すべてにあります。技術士の方に知られていないのはなぜでしょう。ネットにも掲示しているし、都道府県によっては技術士会と共同で事業などをしています。公的試験研究機関にも技術士もいます。公的試験研究機関の技術士の扱いについて技術士の方が興味を持っていただけると幸いです。

カタカナ語と訳語の意味の違うをうんぬんするのは無意味だという知見もあります。