次世代Web Web3.0概説

森田進【著】

• 販売会社／発売会社: ソフトリサーチセンター
• 発売年月日: 2009/06/01
• JAN: 9784883732753

商品レビュー

2012/02/19

題名から、かなり技術技術した本かと思い読んでみましたが、まるで、大学の情報経済学や社会学の教科書でも読んでいる気分になりました。期待外れという意味ではなく、とても勉強になりました。実際本書は、「工学的な視点では見えないWeb3.0の価値」を論じていく『情報学』という学問の視点で書かれています。以前は、ICTと言えば、インターネットが普及したこと自体を変化として捉えていましたが、Webのさらなる進化と共に、経済活動や文化活動の在り方、さらには人間の存在価値観までも変わってくる時代の変化は、新世代Webを単なる技術の進化として見ていては大変なことになると痛感しました。正直言って、私は一度読んだだけでは、本書を吸収することはできませんでしたので、何度か読みたいと思います。

2010/03/27

コミュニケーション、コラボレーション、コンテクスト、コモンズ、コミュニティ、クロスレファレンス。
Googleとの差別化につながるサービスモデルとしてSocial Searchに多大な期待をしている。
しかしネットの世界がこれからどうなるのかは楽しみだ。

2009/08/24

Web2.0がどういう世界だったのか？

Web3.0でどういう世界がくるのか？

を学術的な観点から述べている。

少し難しい内容だけど、これからのビジネスチャンスが隠れている気がする。

エンタープライズレベルでも、自己組織的なコンテンツを提供できるアプリを扱えたら面白いのだと思う。

膨大量のデータの蓄積がソフト的にも、ハード的にも可能となった。
その中でWeb3.0は「Share」の概念から「Common」の概念へ移行してく。

ここで問題となる「コモンズの悲劇」や「情報非到達」の非効率を避けつつ、
自己組織化するコンテンツ

すごい面白そう。