2009年初版の本なので、登場するギャラリーの形態や現在地はおそらく変化していると思いますが、とても勉強になりました。小山富実夫さんの「社会に価値のある作品の『種』を残すのがギャラリストの仕事」というコメントが1番印象的でした。あと、佐谷周吾さんの、新しさの究極はサイエンスであり、最先端の科学を使ったアートはサイエンスのプロからしたら子供のおもちゃのようなものというコメントも刺激的でした。テクノロジーの新しさよりももっと、魂の新しさが求められる世界なのではと、本を読んで感じました。これからのギャラリー展示めぐりの見方が変わりそうです。

Posted by ブクログ

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