商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/06/12 |
JAN | 9784480426161 |
- 書籍
- 文庫
明暗
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明暗
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
夏目漱石の未完作品、神保町の古本屋で気軽に買ったが最後、もうひたすら長い、長過ぎて途中から何で読んでいるのか自問自答しながら読むことに。 背表紙に書かれた宣伝文句だと、「人間のエゴイズムと、その克服の問題を、精緻にな心理解剖とともに追求した日本近代文学の最高傑作」となっているが...
夏目漱石の未完作品、神保町の古本屋で気軽に買ったが最後、もうひたすら長い、長過ぎて途中から何で読んでいるのか自問自答しながら読むことに。 背表紙に書かれた宣伝文句だと、「人間のエゴイズムと、その克服の問題を、精緻にな心理解剖とともに追求した日本近代文学の最高傑作」となっているが、登場する人物が特別な人間でなくて、単なる夫婦で、ドラマチックな展開も無いから娯楽性は皆無。 ただ、主人公の友人の小林の歪みっぷりは単純に笑える。貧すれば鈍するとは、まさに彼の歪みっぷりをいうのだと思う。こんな人間が周りにいれば、それは神経衰弱するさ。。。
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冒頭を少し読んだけれど、さすが晩年と言える雰囲気だなぁ。まだ読む時期ではない気がしたので一旦ストップ。もう少し時間が経ってからもう一度開こう。
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水村美苗の「続明暗」を読むために、まずは本家「明暗」をはじめて読んでみた。うーん、漱石ってやっぱり胃腸病になりそう(笑)。全面的に、くよくよしているというか、なんかつねにそこはかとなく憂鬱な雰囲気が漂っているような。いやー、登場人物たちがあれこれあれこれあれこれ考える考える考える...
水村美苗の「続明暗」を読むために、まずは本家「明暗」をはじめて読んでみた。うーん、漱石ってやっぱり胃腸病になりそう(笑)。全面的に、くよくよしているというか、なんかつねにそこはかとなく憂鬱な雰囲気が漂っているような。いやー、登場人物たちがあれこれあれこれあれこれ考える考える考える。そして表向きは穏やかに相手の腹をさぐりあうさぐりあうさぐりあう。だからなかなか話が進まず、だんだんみんなのあまりの理屈っぽさにちょっぴりうんざりしてきたり。でも、お見合いがあったり、結婚や夫婦の話だったり、なんとなくオースティンの「高慢と偏見」を連想したり。結婚したばかりのお延が結婚間近な継子をうらやましく思ったり、気の毒に思ったりするところとか。そのあたりがわたしはけっこうおもしろかった。理屈っぽい感じもオースティンに似ているかも。それにしても本当にこれからというところで未完になってしまったのだな……。
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