商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/06/12 |
JAN | 9784480092182 |
- 書籍
- 文庫
官能の哲学
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官能の哲学
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
後記の最初にあるけれど、実際は身体論とメディア論。 ちょっとタイトルから期待した内容とは違いましたね。 最初の方はバタイユとかも出てきてそれっぽかったんだけど、途中からなんか変だとは思っていたんだ。(^^; ま、期待とは違っていても、これはこれで面白かったですけど。 途中のタイプ...
後記の最初にあるけれど、実際は身体論とメディア論。 ちょっとタイトルから期待した内容とは違いましたね。 最初の方はバタイユとかも出てきてそれっぽかったんだけど、途中からなんか変だとは思っていたんだ。(^^; ま、期待とは違っていても、これはこれで面白かったですけど。 途中のタイプを打つサルの話からの一連の考察なんか、ぞくぞくしますね。
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カフカの著作『城』などが引き合いに出されていたのが印象的だったな。(まあカフカの未完系小説は、想像が掻き立てられるし、論評したくなるんだろうね)「こんなところで出会うなんて奇遇ですね」 官能についてのみならず、表現・表象一般について多岐にわたる論考が展開されていました。示唆に富...
カフカの著作『城』などが引き合いに出されていたのが印象的だったな。(まあカフカの未完系小説は、想像が掻き立てられるし、論評したくなるんだろうね)「こんなところで出会うなんて奇遇ですね」 官能についてのみならず、表現・表象一般について多岐にわたる論考が展開されていました。示唆に富んでいた。 メディアが究極にまで利便性を追求することで、エロス性が縮小し、霧散してしまう、のではないかとの論旨には首肯致します。“情報論的な早漏”とは言い得て妙。 メディアなる構造そのものがエロスを発生せしめる装置なのではなかろうか。 「見える」という場合、そこには必ず「見えていない」何かがあるというくだりも噛み締めておきたい。
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