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ベツレヘムの密告者 ランダムハウス講談社文庫
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ベツレヘムの密告者 ランダムハウス講談社文庫

マット・ベイノンリース【著】, 小林淳子【訳】

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ベツレヘムの密告者 ランダムハウス講談社文庫

968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ランダムハウス講談社
発売年月日 2009/06/10
JAN 9784270103005

ベツレヘムの密告者

¥968

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2010/06/27

本書は、ジャーナリストとしてタイムのエルサレム支局長を務めた著者による パレスチナを舞台にしたサスペンス小説。 パレスチナで実際に起こった殺人事件をモデルに 教え子にかけられた容疑を晴らすため奔走する教師を主人公として 不安、憎悪に侵食されたパレスチナ社会を描き...

本書は、ジャーナリストとしてタイムのエルサレム支局長を務めた著者による パレスチナを舞台にしたサスペンス小説。 パレスチナで実際に起こった殺人事件をモデルに 教え子にかけられた容疑を晴らすため奔走する教師を主人公として 不安、憎悪に侵食されたパレスチナ社会を描きます。 立て続けに起きる殺人事件と そのなぞを解明しようとする主人公にも迫る危機。 主人公を囲む人間関係も、二転三転し 登場人物たちの知られざる一面が、明らかになります. こうしたサスペンスとしての面白さはもちろん、 それに劣らず、読者に強烈なインパクトを与えるのが、 暴力と人の死が常態化したパレスチナ社会の描写。 市民が住む家の屋根に勝手にのぼり イスラエルに向かってロケット砲を撃つ過激派。 殉教者(自爆テロ)の死を興奮気味に語るラジオ。 そして、人々を狂気に駆り立てるとともに、 反面、一定の抑止力となっている部族のルール。 なかでも、個人的に印象深かったのは スパイの逮捕と処刑を嬉々として語る子どもたちの様子― 果てしない暴力の連鎖が、何もかも壊してしまうむなしさを強く感じました。 サスペンス小説の醍醐味を堪能できるとともに パレスチナの現在を知ることができる本書 サスペンスが好きな方はもちろん 中東政治に興味がある方など、多くの方に読んでいただきたい著作です。

Posted by ブクログ

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