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ギブあっぷ!(1) HJ文庫
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ギブあっぷ!(1) HJ文庫

上栖綴人【著】

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ギブあっぷ!(1) HJ文庫

680

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ホビージャパン
発売年月日 2009/06/01
JAN 9784894258853

ギブあっぷ!(1)

¥680

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2009/09/08

建前と本音

やけに気になる表紙である。別に女子高生から足蹴にされたいとか、そういう意味ではないが(本当だよ?)、ヒロインを端的に表してはいる。しかし、実際のヒロイン【斗神璃亞】はここまで尊大ではない。いや、尊大なのだが、裏に隠された彼女の本質を知ってしまうと、むしろ可愛らしく見えてしまう表紙...

やけに気になる表紙である。別に女子高生から足蹴にされたいとか、そういう意味ではないが(本当だよ?)、ヒロインを端的に表してはいる。しかし、実際のヒロイン【斗神璃亞】はここまで尊大ではない。いや、尊大なのだが、裏に隠された彼女の本質を知ってしまうと、むしろ可愛らしく見えてしまう表紙である。 『第二保健部』という舞台と主人公【結槻未祐】との関係に少しだけ『えむえむっ!』の「第二ボランティア部」に相通じるものを醸しながら、本音を隠して無理に頑張る人の苦悩を解決したい、建前で武装した人の心を解放したいと奮闘する物語……のようである。というのも、本巻では未祐のクラスメイトにして想い人である【六堂蛍】のエピソードが一応完結してはいるのだが、璃亞が第二保健部を創部した動機や部活動を通して遣り遂げたいこと、または璃亞が留年するきっかけとなった長期停学の真相などがまだ明確になっていないからである。当初からシリーズ化を想定した描かれ方である。それでも人の心の限界、すなわちタイトルのようなSOSサインを敏感に察する能力がある未祐が蛍や璃亞の内心の苦しみに気付く場面では、知られたくない心の奥底に気付かれ、恥部とさえ思っている領域にまで踏み込んでくる未祐に戸惑い、当初は拒絶の態度を見せるも、最後には気付いてくれたことに感謝と情愛を示す展開が実に良かった。特に璃亞の「サイン」を感じ取って我を忘れてからの未祐は反則的にカッコ良い。これがまた『緋弾のアリア』のヒステリアモードを男気溢れる唯我独尊的振る舞いにした感じの変貌振りなのである。そしてここで璃亞の尊大でない本性が少し見えてくる。「璃亞さん、実はあなた少しMでは?」という意外にも押しに弱い一面を見せてくれる。P.206からは悶絶モノの展開である。こりゃあ次からはツンデレるしかないでしょ、璃亞さん。最後に見せた璃亞の大胆な振る舞いが次巻への期待を大いに抱かせる楽しい作品である。

DSK

2011/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んだお. 高校の入学式の日,結槻未祐くんは保健室で斗神璃亞の着替えを覗いてしまう. それを理由に脅されて保健部の手伝いをさせられる事に…. 中学時代から好きだった六堂螢とも同じクラスになって 浮れてた彼の高校生活に暗雲が立ち込める? とまぁ,そんな話. しかし結槻くんは鬼畜だなぁ…. 「オレにスカートを脱がされるのと,自分でめくるのと――どっちが良い?」 とかなんとか. 面白かったよ.

Posted by ブクログ

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