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夜と夜中と早朝に 文春文庫
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夜と夜中と早朝に 文春文庫

神崎京介【著】

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夜と夜中と早朝に 文春文庫

607

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2009/05/10
JAN 9784167753733

夜と夜中と早朝に

¥607

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2018/12/21

官能小説家の柏木という男の、別れた妻とのかすかなつながりを求める心の揺れ動きをえがいた作品です。 ある日の夜、妻の眞由美が酔っぱらって、一人の男に抱えられながら家に帰ってきたことがありました。柏木は、彼女の着衣が乱れていることに気づきます。そのことがきっかけで、夫婦の関係はもろ...

官能小説家の柏木という男の、別れた妻とのかすかなつながりを求める心の揺れ動きをえがいた作品です。 ある日の夜、妻の眞由美が酔っぱらって、一人の男に抱えられながら家に帰ってきたことがありました。柏木は、彼女の着衣が乱れていることに気づきます。そのことがきっかけで、夫婦の関係はもろくも壊れていくことになったのでした。 編集者の小宮山に連れていかれることになったSMクラブで、マゾのハルナという女性の胸に針が突き刺されるのを見た柏木は、2年前に離婚した妻の眞由美のことを思い出します。その記憶が彼の性欲に火をつけ、交際している佐山淳子という女性と連絡をとり、彼女と一夜をともにします。 その後柏木は、小宮山に連れられて、銀座のホステスやSMクラブで働いている女性たちと、ときに身体をかさね、ときに彼女たちの心の奥深くにしまわれている過去の記憶に触れることになります。そんなある日、小宮山から電話がかかってきて、眞由美のゆくえにかんする情報がもたらされ、柏木はますます彼女のことを強く想うようになります。 その後、柏木の小説が刊行され、サイン会が開催されます。ところが、驚いたことに小宮山は、会場に眞由美が来ていたと彼にいいます。柏木は、過去の眞由美の幻影をつかみそうになりながら、けっきょく彼女と会うことはできずに、物語は締めくくりとなります。

Posted by ブクログ

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