商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春秋社 |
発売年月日 | 2009/04/30 |
JAN | 9784393957059 |
- 書籍
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映画的建築/建築的映画
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映画的建築/建築的映画
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建築史家、五十嵐太郎の映画と建築についての考察集。 驚くべき量の映画を、発見的視点で鑑賞することは、努力が必要で、その点にまず著者に敬意を払う。 箇条書きでまとめる。 ・アニメから小津まで対照が幅広い。 ・が、寄せ集めのエッセイのため読みにくい。 ・著者の収集家的性格の文章も...
建築史家、五十嵐太郎の映画と建築についての考察集。 驚くべき量の映画を、発見的視点で鑑賞することは、努力が必要で、その点にまず著者に敬意を払う。 箇条書きでまとめる。 ・アニメから小津まで対照が幅広い。 ・が、寄せ集めのエッセイのため読みにくい。 ・著者の収集家的性格の文章も拍車をかけている。取り上げたと思ったら一文で終わったりする。 ・最初の、建築家としての小津安二郎は、なかなか充実している。 ・ジャック・タチの『ぼくの伯父さん』が見たいと思った。 ・ル・コルビュジエのくだりは、流石にノリに乗っている。充実していて読みやすい。 映画の作り手も、視聴者も、批評家も、批評家の文章も、批評家の文章の批評文も なみなみならぬエネルギーが必要である。
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「映画のなかの建築、建築家カタログ」。ディテールから空間を細かく書き起こす筆力と、その博覧強記ぶりはさすがの一言。ただし、なにかの「結論」を期待したひとは、肩透かしをくらうかも。そういう主旨の本ではない。が、言及される映画を見た事のある人にとっては、その作品を解釈するためのヒント...
「映画のなかの建築、建築家カタログ」。ディテールから空間を細かく書き起こす筆力と、その博覧強記ぶりはさすがの一言。ただし、なにかの「結論」を期待したひとは、肩透かしをくらうかも。そういう主旨の本ではない。が、言及される映画を見た事のある人にとっては、その作品を解釈するためのヒントが大量に埋め込まれている。各作品について、論を深める書き手がこれから増えれば、この本の位置づけも変わるかもしれない。 個人的には、小津安二郎の作品についての章と、アニメのなかの都市表象についての章はとても面白く読めた。 かなり文字数の多い本なので、興味のあるところだけ、つまみ読みするのも可。それぞれの章は独立している。
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