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最初の近代経済 オランダ経済の成功・失敗と持続力1500-1815
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 名古屋大学出版会 |
発売年月日 | 2009/05/10 |
JAN | 9784815806163 |
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最初の近代経済
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グローバル化の起源はなにか? ■悠久の過去からの普遍的な傾向■ 『グローバリゼーション 人類5万年のドラマ』に代表されるように、アフリカを起源として、人類が世界に広がっていったという、人類の歴史そのものであるという立場がある。 ■実態経済の発展?■ 16世紀の大航海時代、18...
グローバル化の起源はなにか? ■悠久の過去からの普遍的な傾向■ 『グローバリゼーション 人類5万年のドラマ』に代表されるように、アフリカを起源として、人類が世界に広がっていったという、人類の歴史そのものであるという立場がある。 ■実態経済の発展?■ 16世紀の大航海時代、18世紀のイギリスの工業化を起点と考える歴史家は多く、またその大半が一般の常識に反して、現在の世界はなお、その水準を回復していないと感じている。移民のような労働力の国際移動などを指標とすれば、両次大戦期の閉鎖傾向の傷跡が今も深く残っているのである。 ■金融資本主義の広がり?■ 他方、金融や情報を基盤として、グローバル化を定義すると、その起点は17世紀のオランダということになる。商業・金融を主体とした近世オランダ経済こそが、「持続的成長」」の開始という意味で、最初の近代経済であったと定義するのが本書である。 --- グローバル化への関心は必然的に自由主義への関心をも呼び覚ます。金融グローバル化の地域社会にとっての功罪を図るには、新自由主義の評価こそが不可欠となる。実は、かつて、新自由主義はオランダやイギリスが推進した自由貿易主義と19世紀からの巨大企業の伸長に反対する立場を指したという。近年の「新自由主義」を弁別し、 ■新自由主義の自己責任論と福祉国家論の総括■を考えることが求められる。 『自由と公共性』(小野塚知二著)『アダムスミス』(中公新書)などの力を借りて、自由放任主義の道徳的意味の再考を求めていく必要がある
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