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ふたりの人妻女教師 40日間レッスン フランス書院文庫
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ふたりの人妻女教師 40日間レッスン フランス書院文庫

新堂麗太【著】

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ふたりの人妻女教師 40日間レッスン フランス書院文庫

733

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院
発売年月日 2009/04/10
JAN 9784829616321

ふたりの人妻女教師

¥733

商品レビュー

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2009/05/20

王道の設定と展開に逆戻りして良くも悪くもいつも通りな内容に

前作『兄嫁、実妹、そして新任女教師と…』、前々作『最高の贈り物-姉・叔母・義母』と3人ヒロインを続けてきて新境地開拓かと思っていたが、ここにきて以前までの、いつもの、鉄板ガッチガチな新堂パターンに逆戻りで少しガッカリである。いや、これ自体を非難するのではない。作者が築いてきた貴い...

前作『兄嫁、実妹、そして新任女教師と…』、前々作『最高の贈り物-姉・叔母・義母』と3人ヒロインを続けてきて新境地開拓かと思っていたが、ここにきて以前までの、いつもの、鉄板ガッチガチな新堂パターンに逆戻りで少しガッカリである。いや、これ自体を非難するのではない。作者が築いてきた貴いオリジナルの作風である。あるいはまた次作では変化球を投じるかもしれないし。では何がガッカリかと言えば、もとより新堂作品の主人公は概ね優柔不断で約束を反古にして流されてばかりの「ダメ男」なのだが(多くが高校生だから、まぁ責任取れんわな)、その中でも相応の決意を示したり、これまでの自分の行いを反省したりする一面を見せて最後に少し男を上げるパターンと、最後まで逃げに徹して他力本願な「ダメダメ男」のパターンがあって、本作の主人公は後者なのがいただけないのである。これが良いという諸兄もいるのかもしれないが、どーしてもこの主人公の弱さが興醒めを誘う。実は、この主人公のパターンは作品毎にほぼ交代で出てきていたのだが、今回は前作に引き続きの連続登場である。つまり、前作が「ダメダメ男」だったから今回は良いだろうという期待が覆された部分もある。また、こういう主人公に限って調子に乗って増長するから始末が悪い。今回もヒロインの担任教師を授業中に辱める古典的手法で弄んでいる。もう1人のヒロインである美術教師にも同じく大胆なお願いをしているのだが、こちらは美術の要素を活かした斬新なものだった(前半では絵筆プレイもある)。今回のヒロインが新堂作品では少し高めの38歳と34歳で、ややショタコン気味な愛情を主人公に注ぐのも特徴的でイマドキな感じである。さらに双方とも夫がいる(担任教師は子供も2人いる)ことが、教師であることと併せて背徳感を増しており、それでも惹かれていく心情の変化が悩ましくも艶めかしくて非常に良かった。それだけに主人公の不甲斐無さが残念なのである。主人公に対する単なるやっかみなのだろうか。あと、どーでもいい余談だが、タイトルの『人妻女教師』はよく見ると日本語としておかしい。「人妻」と記した時点で「女」は説明されている。ただ、おフランスらしい気がするのも何だか不思議。

DSK

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