商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2009/03/13 |
JAN | 9784088568768 |
- コミック
- 集英社
NANA-ナナ-(21)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
NANA-ナナ-(21)
¥484
在庫あり
商品レビュー
3.9
33件のお客様レビュー
〜15巻まで再読。京助しか勝たん...!京助淳子の圧倒的「センス」感、これぞ矢沢あい、そのセンス側の世界だけに埋め尽くされたご近所物語やパラキス大好き。 NANAは一巻は特に最高、設定がロマンチックだし、707号室の家具ってみんなほしかったですよね。 どうしても気になってしまう...
〜15巻まで再読。京助しか勝たん...!京助淳子の圧倒的「センス」感、これぞ矢沢あい、そのセンス側の世界だけに埋め尽くされたご近所物語やパラキス大好き。 NANAは一巻は特に最高、設定がロマンチックだし、707号室の家具ってみんなほしかったですよね。 どうしても気になってしまうのが、この世界観のなかでもメシ炊きはこうまでして徹底的に女性の役割か?ハチ子は「夢がお嫁さん」キャラなのでさておくことができるが、ナナレンや京助淳子などは変な感じ。2024年の今読むと、なのではなく連載当時にも気になったジェンダー不平等が、違和感として描かれるでなく文脈に塗り込まれてそこにある。その節々の描写は無視できないくらいの妨げになってしまう。が... 今日でも絵柄が古くならない、唯一無二の、いつまでも悩めるティーンの憧れの世界。美しいキャラクターたちのほとんど誰もが徹底して弱く、病んでいて、リビドー強めで、それはむしろ今にも壊れそうな世界の大事な構成要素になり、読むタイミングによって様々になると思うが、誰にでも感情移入できる。 2009年より本作が長期休載であったことは知らなかった。伏線はまだ確かにあり先が待たれるのもわかるが、これで完結でも良いかなと自分としては思う。無責任だが、シド&ナンシーの世界ってこういう余韻が魅了してやまないのかと。 ティーンから10年以上経てば自分が変わってしまいときめきがなくなってしまうかと思ったが、大丈夫、色褪せなく、懐かしくすらなく昨日のことのように内容もはっきり覚えていて、また当時のように夢中になれた。しっかりがっつり名作、矢沢あいさんは間違いなくティーンの価値観をつくっていた。 タクミひどいよ→しごできかっこいいよ 幸子うざすぎ→いい奴やんか、わかるよ ハチ子は立ち回りよすぎ→愛されるのって才能ね などなど、キャラクターへの思いがポジ方向に変わって読めた。ショージも好きだよ。 圧倒的に濃密なナナハチの上京後たったの、ほんとにたったの1年間、後日エピソードも含む演出で壮大な物語を見せてもらった。 またそのうち、天ない&ご近所&パラキスを読みかえしたくなりました。特に、NANAの裏主役かと思われるヤスポジションである、パラキスのジョージで感じたい!いやジョージはタクミ@NANAか...?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
考えられる限りの最悪のピースが揃っていく。 ノブはいつかこの”レンの曲”を再現することができるのだろうか。 サーチの連中は本当にクズだが、倉田はまだこの中ではまともだ。 成田もクズ。お前が薬を渡したことも要因のひとつなのに、 まるで善意の第三者のように泣いているのが腹が立つ。 タクミは冷静だな。 タクミとヤスがいなければ、トラネスとブラストは存在しなかったし、継続もできなかっただろうと思う。 平気でざっくり酷いことを言うタクミだけれど、 飛行機に間に合うよう奈々を急かしてちゃんと一緒に連れて行くし、 奈々のトランクを持って肩を抱いているのが頼れる。 ヤスがラジオ出演中のナナを空港に連れていけと銀平に怒るのが、いつになく余裕がないということなのだろう。 足がもう無いことを美雨が調べてくれて、それを見て冷静になれて 大阪へ行くことを決断できたのだと思う。 タクミはトラネス城の中で他に頼れる人もいなくて辛いな。 戻ってこいという連絡だと思い込んで何も知らないレイラが能天気過ぎて腹が立ってくる。 ナナが大阪でみんなからシャットアウトされて知らないのとえらい違いだし、 なのにナナを差し置いて先に面会して泣いているのも苛立つ。 あたしも大阪に行く、と言い出す奈々には泣いてしまう。 奈々と名前を呼んで落ち着かせようとするノブが本当に優しい。 レンを引き止めていたら、と奈々が泣くのが辛いし、 ノブが悪くないとはっきり言ってくれて少しほっとする。 身元確認にも行こうとするのが男だと思う。 泣いていた奈々が、膝を抱えて一人で震えているシンを抱きしめに行くのも泣けるシーン。 奈々が大阪へ行かなかった自分を責めていたけれど、 期待しているナナの前にナナが顔を見せたら ナナは喜ぶし、その口からレンのことを伝えられたら あまりにショックだと思うから、これで良かったのかもしれない。 ヤスと美里でもサプライズだと思った訳だし。 流石のヤスも、ナナにかける言葉が無いよな。 ノブだって自分のヒーローだったレンを亡くしたのに、 ヤスとナナのことを思いやって、奈々にも気遣えて しっかりしているし優しい。 『なるべく』はどれくらい、と自問する奈々のモノローグが苦しくなった。 今でのようにレンが帰ってくるまで、という訳にはいかないのだ。 奈々に「おまえは出るな」と声をかけるノブも、 敢えて出て盾になろうとする奈々も優しくて強い。 『昨日までの設計図はもう使えない』という言葉も辛い。 ナナに謝ろうとするレイラをシンちゃんが止めてくれて良かった。 あんなに泣いていたのに、ここぞというときはしっかりしている。 レイラはショックを受ける資格もないとすら思ってしまうので、 そんな彼女をタクミが助け起こそうとしているのがちょっとモヤッとしてしまった。 木下が誕生日プレゼントを届けてくれたのは良かった。 今はまだ開封する気にもなれないようだけれど、 いつかナナに届いて欲しい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今更ながらNANAを全巻読み終えました。 古い作品なのでなんとなくは知っていたのですが、いざレンが死ぬシーンを読んでみるとかなりショックでした…。悲しみのあまり鳥肌が立ってしまいました。 この重みを残したまま22巻以降が出ずにいるのはやはりスッキリしませんね…。これから続きが出るとも思いませんし…。 レンの死後や未来編でのナナの行方も気になりますが、未完であっても私にとっては素晴らしい名作だと思います。
Posted by