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ふたりの嫁 禁断の癒し 竹書房ラブロマン文庫
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ふたりの嫁 禁断の癒し 竹書房ラブロマン文庫

霧原一輝【著】

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ふたりの嫁 禁断の癒し 竹書房ラブロマン文庫

712

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2009/02/27
JAN 9784812437353

ふたりの嫁

¥712

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2017/03/20

王道の回春路線に加味される嫁の蠱惑的な淫靡さ

脱サラして念願の喫茶店を始めた53歳の主人公が2人の嫁とイイ仲になりつつ最後は新たな伴侶まで射止める回春サクセスストーリーと言えようか。出来過ぎた話と言えばそれまでだが、程良いフィクションで大人の色恋願望を満たす官能小説として心地良く、官能描写も申し分ないことから2016年11月...

脱サラして念願の喫茶店を始めた53歳の主人公が2人の嫁とイイ仲になりつつ最後は新たな伴侶まで射止める回春サクセスストーリーと言えようか。出来過ぎた話と言えばそれまでだが、程良いフィクションで大人の色恋願望を満たす官能小説として心地良く、官能描写も申し分ないことから2016年11月に竹書房文庫から新装版が出ているのも頷ける作品と言えよう。 長男の嫁【佐和子】36歳 夫の長期海外出張により義父たる主人公とは長く同居生活を送っている。炬燵で居眠りしていた際に主人公の出来心から悪戯されるも動じず、後に風呂場で艶っぽい仕返しを企てる落ち着きがある。子供(孫)を産めない体である負い目がありつつ、それを逆手に取るしたたかさもあり、主人公にとっては幸せ過ぎるであろう佐和子の割り切りが積極さに繋がっている。しかし、だからと言って悪女ではなく、むしろ小悪魔といった風情で魅力を放つ事実上のメインヒロインと言えよう。また、その炬燵は後にも官能的に用いられ、傍から見れば随分おマヌケに見えそうな態勢になってまでも戯れようとする主人公の、佐和子に思わず引きつけられてしまうところは「解るよ、その気持ち解る」と申し上げたい。 次男の嫁【由希】25歳 まだ年若いこともあって遠慮気味な態度の由希だが、その実は夫の浮気が原因だったりする。そんな鬱積から酔いに任せて主人公に迫ってしまい、その大人びた性技に癒されたりもしているが、内に秘めていたM性を知られ、次第に隷属的な関係に悦びを見出している。佐和子とほぼ同量のボリュームで描かれる後半のヒロインながら好対照な謙虚さを見せるも、言葉責めを交えた主人公によって開花していくのはまた違った魅力を放っていると言えよう。 近所の未亡人【美也子】41歳 カフェの常連客である美也子は茶道教室を営む未亡人。主人公と同じく3年前に伴侶を喪っており、似た境遇と言える。そんな親近感もあって以前から惹かれていた主人公だが、それは美也子も同様だったようで、熟年カップルのような気恥ずかしさを湛えながらも親密になっていく。普段は落ち着きと慎みのある和装の麗人だが、一度火が灯ると積極的に燃えるギャップがあり、好きな男の前では包み隠さず曝け出してくれる魅力を湛えている。 他に喫茶店で働く20歳の【七海】も登場するのだが、物語の後半で主人公を助ける役割こそあるものの、どちらかと言えば高まる熟女成分を中和するかの若き情交要員のようである。官能方面は担当させなくても良い立ち位置だが、出てきた以上は出番ナシにもできないといったところか。 1章1ヒロインといった紋切り型ではなく序盤から人物紹介を兼ねてヒロイン達が登場し、佐和子と由希には2章ずつ充てて官能がじっくり描写され、その合間に美也子や七海が挟み込まれる構成の妙でスムーズかつ淫猥度の高い場面が続いている。大義名分(?)のある佐和子と控えめな由希による官能のコントラストも良く、もっと読みたい気分にもなるが、最後の最後に思わず漏らした佐和子の本音が肝だとすれば、このくらいが頃合いなのかもしれない。

DSK

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