商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/02/10 |
JAN | 9784480091994 |
- 書籍
- 文庫
贈与論
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
贈与論
¥1,430
在庫あり
商品レビュー
3.9
22件のお客様レビュー
贈与は呪い。「贈与交換」は無限ババ抜き。 貨幣経済とどっちがカオスか、と問われると難しいが、個別清算であるぶん、貨幣経済のが健全だろう。 一方で貨幣はムラを分断するだろうから、互助の精神は希薄化するのだろうな。 読むほどに不安と恐怖を感じる。 呪いとしての贈与文化は苦手。 しか...
贈与は呪い。「贈与交換」は無限ババ抜き。 貨幣経済とどっちがカオスか、と問われると難しいが、個別清算であるぶん、貨幣経済のが健全だろう。 一方で貨幣はムラを分断するだろうから、互助の精神は希薄化するのだろうな。 読むほどに不安と恐怖を感じる。 呪いとしての贈与文化は苦手。 しかし何度も読み返したくなる蠱惑的な本。 GIVE&TAKEみたいなペラい本と違い、プリミティブな人類に対する示唆が超絶多い。
Posted by
業務の中で存在を知り、読んでみました。 前半は、「贈与『論』」というほど一般化された内容ではなく、贈与の原始的な形態にまつわる事例の紹介ばっかりだな、と思って読みました。 後半に入り、贈与に関する一般化についての話が始まるのか、と思ったのですが、強引な推論や飛躍が多い印象を受けま...
業務の中で存在を知り、読んでみました。 前半は、「贈与『論』」というほど一般化された内容ではなく、贈与の原始的な形態にまつわる事例の紹介ばっかりだな、と思って読みました。 後半に入り、贈与に関する一般化についての話が始まるのか、と思ったのですが、強引な推論や飛躍が多い印象を受けました。 結果として、自分にとって、とっても読みにくい本でした。 その原因が、著者のせいなのか、翻訳者のせいなのか、己の無知(著者と自分の時代背景や育った環境の違いも大きいかも)のせいなのか、はわかりませんが。 そもそも、この本における「贈与」という言葉の使い方が適切なのかどうかも疑問ですが(モノを贈る、という意味では「贈与」の要素はあると思うのですが、現在の「贈与」の意味からはずれているように思うのです)、とりあえず、ここでいう「贈与」に、貨幣や契約や経済や政治の原始的な形を見出し、現代へのつながりを考察しようとしていることだけは、少し理解できた気がします。
Posted by
「ポトラッチ」=本来の意味は「食物を与える」、「消費する」という意味。 「クラ」=壮大なポトラッチ 本書では「闘争型の全体的給付」と呼ぶ 施しは一方で贈与と財産に関する道徳観念の所産であり、他方では供儀の観念に由来するものである 贈与(ポトラッチ)とは贈り物を与えることと貰う...
「ポトラッチ」=本来の意味は「食物を与える」、「消費する」という意味。 「クラ」=壮大なポトラッチ 本書では「闘争型の全体的給付」と呼ぶ 施しは一方で贈与と財産に関する道徳観念の所産であり、他方では供儀の観念に由来するものである 贈与(ポトラッチ)とは贈り物を与えることと貰うことから成り立っている
Posted by