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贈与論 ちくま学芸文庫
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贈与論 ちくま学芸文庫

マルセルモース【著】, 吉田禎吾, 江川純一【訳】

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贈与論 ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2009/02/10
JAN 9784480091994

商品レビュー

3.9

22件のお客様レビュー

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2022/08/12

贈与は呪い。「贈与交換」は無限ババ抜き。 貨幣経済とどっちがカオスか、と問われると難しいが、個別清算であるぶん、貨幣経済のが健全だろう。 一方で貨幣はムラを分断するだろうから、互助の精神は希薄化するのだろうな。 読むほどに不安と恐怖を感じる。 呪いとしての贈与文化は苦手。 しか...

贈与は呪い。「贈与交換」は無限ババ抜き。 貨幣経済とどっちがカオスか、と問われると難しいが、個別清算であるぶん、貨幣経済のが健全だろう。 一方で貨幣はムラを分断するだろうから、互助の精神は希薄化するのだろうな。 読むほどに不安と恐怖を感じる。 呪いとしての贈与文化は苦手。 しかし何度も読み返したくなる蠱惑的な本。 GIVE&TAKEみたいなペラい本と違い、プリミティブな人類に対する示唆が超絶多い。

Posted by ブクログ

2022/06/14

業務の中で存在を知り、読んでみました。 前半は、「贈与『論』」というほど一般化された内容ではなく、贈与の原始的な形態にまつわる事例の紹介ばっかりだな、と思って読みました。 後半に入り、贈与に関する一般化についての話が始まるのか、と思ったのですが、強引な推論や飛躍が多い印象を受けま...

業務の中で存在を知り、読んでみました。 前半は、「贈与『論』」というほど一般化された内容ではなく、贈与の原始的な形態にまつわる事例の紹介ばっかりだな、と思って読みました。 後半に入り、贈与に関する一般化についての話が始まるのか、と思ったのですが、強引な推論や飛躍が多い印象を受けました。 結果として、自分にとって、とっても読みにくい本でした。 その原因が、著者のせいなのか、翻訳者のせいなのか、己の無知(著者と自分の時代背景や育った環境の違いも大きいかも)のせいなのか、はわかりませんが。 そもそも、この本における「贈与」という言葉の使い方が適切なのかどうかも疑問ですが(モノを贈る、という意味では「贈与」の要素はあると思うのですが、現在の「贈与」の意味からはずれているように思うのです)、とりあえず、ここでいう「贈与」に、貨幣や契約や経済や政治の原始的な形を見出し、現代へのつながりを考察しようとしていることだけは、少し理解できた気がします。

Posted by ブクログ

2022/06/10

「ポトラッチ」=本来の意味は「食物を与える」、「消費する」という意味。 「クラ」=壮大なポトラッチ 本書では「闘争型の全体的給付」と呼ぶ 施しは一方で贈与と財産に関する道徳観念の所産であり、他方では供儀の観念に由来するものである 贈与(ポトラッチ)とは贈り物を与えることと貰う...

「ポトラッチ」=本来の意味は「食物を与える」、「消費する」という意味。 「クラ」=壮大なポトラッチ 本書では「闘争型の全体的給付」と呼ぶ 施しは一方で贈与と財産に関する道徳観念の所産であり、他方では供儀の観念に由来するものである 贈与(ポトラッチ)とは贈り物を与えることと貰うことから成り立っている

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