商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 誠文堂新光社 |
発売年月日 | 2009/01/30 |
JAN | 9784416609071 |
- 書籍
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文字講座
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商品レビュー
4.3
8件のお客様レビュー
葛西薫さんと、服部一成さんと、佐藤可士和さんのお話が特に面白かった。 文字にこだわる人の気持ちが分かった気がする。 実際の仕事をした際の発見なんかも知れて、すごく参考になる。 特に佐藤可士和さんが最後に、デザイナーやアートディレクターは医者のような仕事だと述べていた部分が印象に残...
葛西薫さんと、服部一成さんと、佐藤可士和さんのお話が特に面白かった。 文字にこだわる人の気持ちが分かった気がする。 実際の仕事をした際の発見なんかも知れて、すごく参考になる。 特に佐藤可士和さんが最後に、デザイナーやアートディレクターは医者のような仕事だと述べていた部分が印象に残った。 今までの自分のデザインなどに改善点があるなと感じた。 デザイナーの方の自伝的なものと、文字の歴史についてのお勉強のような文章が交互に載せられている感じです。 タイトルの通り、講義を受けているような感じだった。飽きないで読めるかなと思います。
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子供のころからびっくりするような悪筆で、PCでドキュメントを作る時も使用フォントに比較的無頓着な自分だが、ちょっと興味を持って手に取った。 有名無名・ジャンルを問わず文字と深い係わりをもつ13人の文章からなるとても面白い本。 AXISフォントを作った鈴木功氏や、80年以上の歴史...
子供のころからびっくりするような悪筆で、PCでドキュメントを作る時も使用フォントに比較的無頓着な自分だが、ちょっと興味を持って手に取った。 有名無名・ジャンルを問わず文字と深い係わりをもつ13人の文章からなるとても面白い本。 AXISフォントを作った鈴木功氏や、80年以上の歴史があるサンセリフ書体「ギル・サン」をつくった石彫職人エリック・ギル(河野三男氏著)の話など実に面白いし、これに限らず、つくることに携わる人の思いやこだわり(こだわらないというこだわりも含め)が興味深い。 葛西薫「完成度ってなんだろうなと考えたときに、これまで統一感だとか平均化だとかいうことをずいぶん言ってきたんですが、どこかに崩れとか、ほころびとか、ほっとするとか、そういう分があることで、文字に人間味が生まれるというか、表情が生まれていくんじゃないかなぁ」 ナンセンス=軟尖…和訳のセンス 永原康史「opentype…前後の文字を読み、それにふさわしい形の文字を表示するという機能が備わっている。ひらがなでは、かつて嵯峨本で用いられた連綿体さながらに、前後の文字を参照しながら形を決めていくというフォントが、これから現われてくるのではないか。」 中島英樹「文字というのはもともとマジカルで不思議なものだと思う。」「簡単に読める物と言うのは伝達スピードが早く、不特定多数のターゲットに伝えるには有効な手段だが、同時にすぐに忘れるコミュニケーションの方法だとも思う。結果、すぐ忘れられてしまわないようにと量産されることになる。」
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東洋美術学校創立60周年記念事業として、2006年度、全10回にわたり開催した「文字講座」の内容を採録したものの。連続講座「文字講座」は「デザインとしての文字」「知識としての文字」の両面からタイポグラフィを楽しみ、その大切さを学ぶことを目的に、文字活字に関わりを持つ専門家、そして...
東洋美術学校創立60周年記念事業として、2006年度、全10回にわたり開催した「文字講座」の内容を採録したものの。連続講座「文字講座」は「デザインとしての文字」「知識としての文字」の両面からタイポグラフィを楽しみ、その大切さを学ぶことを目的に、文字活字に関わりを持つ専門家、そしてデザイナーの方々の協力を得て企画されました。 文字に関する本は数多く出版されていますが、それらは大きく活字文化史やタイポグラフィを学術的に考察するものと、アートディレクターやデザイナーといった実際に文字を使う立場の方々の考察や作品をまとめたものとに分かれているのが常でした。しかしこの書籍『文字講座』は、学術的解考察とデザイン的視点からの考察の二つが同時に一冊のなかに存在していることが大きな特徴です。そして、どちらに属する方であっても、全員に共通して流れているのが「文字が好きだ!」という熱い思いなのです。 読んでいるうち文字の世界の楽しさにわくわくしてくるような、そんな本を目指しました。 構成を担当。
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