家紋を探る 遊び心と和のデザイン 平凡社新書451

森本景一【著】

• 販売会社／発売会社: 平凡社
• 発売年月日: 2009/01/15
• JAN: 9784582854510

商品レビュー

2017/07/25

ひょんなことから，この本を手にすることになり，ざっと目を通しただけですが，ハマる人がきっといるギョーカイであろうことが分かります。僕としては紋が作成されていく過程というか，職人の仕事みたいなことを知りたかったのですが，それについては何の記述もありませんでした。

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　時代が進むにつれて，左右対称的なものが増え，円に収めたものが多くなります。これは，家紋が軍事目的から儀礼も奥的に変わったことにより，着物などにも付けられるようになったためです。つまり，紋章の左右対称や円形は，着物の限られたサイズや位置に収めるために生じた「明確に整える」という進化の結果なのです。(p.63)

2009/06/10

実際家紋に携わるお仕事をしている人の著書なので、研究だけでなくライブ感(?)がある上、基礎知識も身について面白かった。県立より。20090610