商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2008/12/22 |
JAN | 9784198626365 |
- 書籍
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GHQ焚書図書開封(2)
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GHQ焚書図書開封(2)
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
焚書図書開封シリーズがこれで終わりなら物足りないと思ったが、大丈夫。シリーズはまだ続く。本巻で時折目につく、何故、焚書にされたか。事実無根ながら、日本人の勇ましい感情を呼び覚ますようなフィクション等も含まれる。プロパガンダ目的ならばある程度仕方ないものの、東京裁判の如き、勝者によ...
焚書図書開封シリーズがこれで終わりなら物足りないと思ったが、大丈夫。シリーズはまだ続く。本巻で時折目につく、何故、焚書にされたか。事実無根ながら、日本人の勇ましい感情を呼び覚ますようなフィクション等も含まれる。プロパガンダ目的ならばある程度仕方ないものの、東京裁判の如き、勝者による勝手な蹂躙、価値観の押し付け、人心操作が見え透いて悍ましい。 前作に続き、大英帝国の狡猾さが際立つ。イギリスがジャワは一体を統治。五年位統治して、オランダに支配権を譲る。ジャワ一体の植民地支配は容易ならず、オランダに委ねながら自らはシンガポールを獲得。これがロンドン条約の核心。その後イギリスは、アヘン戦争をして香港を手に入れ中国へ。同じく、インドシナをオランダに任せ中国進出しを決めた、フランスの動向を気にしたもの。時代は煮詰まり、中国が草刈り場になりつつある。 傲慢な白人社会の決定事項。ローマ法王が1494年、スペインとポルトガルが地球を二分割して良いという許可をしたトルデリシャス条約。奴隷と言えば黒人のイメージが強いが、アジア人奴隷もあり、最多はシナ人だった。焚書されなくても、事実は受け継がれているものの、集中して焚書に触れる事で隠そうとしたものが見えてくる。
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東亞をめぐる米英蘭露などの狡猾な侵掠政策が詳らかにされてゐる。惡名高い「バターン死の行進」について、文獻から眞實はどうであつたのかといふ考察が爲されてゐるのもよい。連合國の立場からしかものを見てゐない戰後史觀の誤謬を直して呉れる好著。
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本書は「GHQ焚書図書開封1」の第二巻である。前巻に引き続き基本的には同様の筆致(焚書された図書数点の原文を一部引用しつつ、著者が解説・解釈・意見等を開陳する構成)である。 本書の目次を以下に列記する 第一章 従軍作家が見たフィリピン戦場最前線 第二章 「バターン死の行進」直前...
本書は「GHQ焚書図書開封1」の第二巻である。前巻に引き続き基本的には同様の筆致(焚書された図書数点の原文を一部引用しつつ、著者が解説・解釈・意見等を開陳する構成)である。 本書の目次を以下に列記する 第一章 従軍作家が見たフィリピン戦場最前線 第二章 「バターン死の行進」直前の状況証言 第三章 オランダのインドネシア侵略史① 第四章 オランダのインドネシア侵略史② 第五章 日本軍仏印進駐の実際の情景 第六章 日本軍仏印進駐下の狡猾惰弱なフランス人 第七章 人権国家フランス人の無慈悲なる人権侵害 第八章 アジア侵略の一全体像① 第九章 アジア侵略の一全体像② 第十章 『太平洋侵略史』という六冊本シリーズ 第十一章 大川周明『米英東亞侵略史』を読む 第十二章 『米本土空襲』という本 蛇足ですが、第十二章『米本土空襲』(昭和18年9月刊 秀文閣書房)の著者、野依秀市氏は、帝都日々新聞の社主であり、帝都日々新聞は野依氏の死後、「やまと新聞」に名前を変えて現在に至っているそうです。意外なところで「やまと新聞」の歴史に接することになりました。 また、第十一章の『米英東亞侵略史』に関しては、佐藤優氏の著作で『米英東亞侵略史』を全文引用、紹介した書籍(2006年発行)があり誰でも容易に入手して読むことが出来ます。第十一章の『太平洋侵略史』の6冊も昨年復刻したようですが、こちらは一冊につき5000円とやや高価。図書館にリクエストして読むのが一般人としてはベターな選択かと思います。またこちらの本は6冊完結ではなく、原著はもっと壮大な冊数で構成される予定で続々刊行中に戦争の為中断。戦後は焚書という憂き目にあい日の目を見なくなった歴史シリーズ。既刊書籍の中の一部がその6冊であるという位置づけの為、壮大な物語の一部分を読む感じになるようです。 本書を読むとつくづく実感することであるが、あまり見たことのない視点・論点・思想・気概、等々が引用されている図書からは垣間見えます。もちろん、引用されている図書が客観的、公平、中立とは思いません。まず第一に引用した図書や引用箇所はすべて著者の主観によります。また、著作自体も当時の人間の主観によるからです。しかし、それを割り引いてもひょっとすると、現代の視点からの史観や現代人による戦前のイメージ風景自体がさらにもっと主観的でかつ偏向しているのではないかと謙虚に感じさせるにはあまりある内容であると思います。 著者が本書p233で以下の通り指摘していることであるが、本書シリーズの目標・目的はこの一文に要約されると言っても過言ではないでしょう。 『 本が抹殺されるというのはどういうことか、歴史が歪められることはのちのちどういう悪影響を与えるか、という問題提起をしている次第です。いいかえれば本書『焚書図書開封』の狙いは「奪われた歴史」あるいは「空白にされた歴史」の回復にあります。」 』
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