商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/01/10 |
JAN | 9784062919043 |
- 書籍
- 文庫
日本の歴史(04)
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日本の歴史(04)
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律令国家の成立とその発展を描く。三世一身の法・墾田永年私財法は律令国家の崩壊の証ではなく、むしろその完成への重要な一歩であった。数々の政変、天然痘の流行、不穏な情勢――しかし、律令国家のシステムは根付いており、それを基に事態は乗り越えられていった。 自分のための信仰でなく国家の...
律令国家の成立とその発展を描く。三世一身の法・墾田永年私財法は律令国家の崩壊の証ではなく、むしろその完成への重要な一歩であった。数々の政変、天然痘の流行、不穏な情勢――しかし、律令国家のシステムは根付いており、それを基に事態は乗り越えられていった。 自分のための信仰でなく国家のための信仰を貫く光明皇后、その影響も受け仏教に深く傾倒し、また自らを天武天皇に重ねあわせる聖武天皇――譲位、立太子と天皇位継承のあり方が固まっていく中、やがて天武天皇直系の断絶が不可避となり、事態は再び大きく動く。藤原京から平城京へそしてその終焉―― 『続日本紀』を軸に木簡・伝世資料、近年の研究の成果から日本型律令国家が完成していく時代の実像に迫った一冊。
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0巻から3巻までの新たな古代世界像の提示に対する圧倒的な熱量と比較すると、無難に通史を描いたという印象でした。著者の専門とする木簡の読解についてはかなり踏み込んでいますが、それが当時の役人の生活や彼らの抱いていた世界像、そして朝廷の目指す政治理念の理解に結びついて叙述されているか...
0巻から3巻までの新たな古代世界像の提示に対する圧倒的な熱量と比較すると、無難に通史を描いたという印象でした。著者の専門とする木簡の読解についてはかなり踏み込んでいますが、それが当時の役人の生活や彼らの抱いていた世界像、そして朝廷の目指す政治理念の理解に結びついて叙述されているかというと、少し物足りなく感じました。
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日本の8世紀は、中国を範とした律令制を、日本の実態に適うように試行錯誤した、日本型律令国家の建設期である。この間の歴史は平坦ではなく、遷都が繰り返され、変や乱も相次いだ。木簡や文献史料、発掘の成果等により、天武天皇が飛鳥に都を造営してから、桓武天皇が平安京へと都を遷すまで、平城京...
日本の8世紀は、中国を範とした律令制を、日本の実態に適うように試行錯誤した、日本型律令国家の建設期である。この間の歴史は平坦ではなく、遷都が繰り返され、変や乱も相次いだ。木簡や文献史料、発掘の成果等により、天武天皇が飛鳥に都を造営してから、桓武天皇が平安京へと都を遷すまで、平城京の時代を中心に、古代国家百年の歩みをたどる。
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