商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/01/09 |
JAN | 9784480424983 |
- 書籍
- 文庫
北欧の旅
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
北欧の旅
¥858
在庫なし
商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
カレル・チャペックが北欧3か国(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)を、新妻オルガとともに巡る旅です。フィンランドが外れているのが残念です。でも、それぞれの国の風景の美しさには心を奪われたようで、たくさんの風景画や街中のイラストがとても可愛くて、その感動が生き生きと感じ取れます...
カレル・チャペックが北欧3か国(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)を、新妻オルガとともに巡る旅です。フィンランドが外れているのが残念です。でも、それぞれの国の風景の美しさには心を奪われたようで、たくさんの風景画や街中のイラストがとても可愛くて、その感動が生き生きと感じ取れますね。
Posted by
デンマークからノルウェー最北の旅行記。旅ガイドというよりはエッセイだが、自然の描写の語彙力や、ノルウェーが世界の果てだと欧州人は言うがここが世界の出発点だ、などという言葉にはっとさせられる。そういうところは小説だなと感じる。グーグルイメージ検索を併用するととても楽しい。 著者は...
デンマークからノルウェー最北の旅行記。旅ガイドというよりはエッセイだが、自然の描写の語彙力や、ノルウェーが世界の果てだと欧州人は言うがここが世界の出発点だ、などという言葉にはっとさせられる。そういうところは小説だなと感じる。グーグルイメージ検索を併用するととても楽しい。 著者は字書きとのことだが、イラストがかわいい。一筆ですっと描いていく風景、家、自然など非常に味がある。どの牛も草を食んでるのは思わず笑ってしまったが、こんなに少ない線でそれを表現できるのはただモノじゃないぞ、と本文の内容以外のところで食いついてしまった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チェコ人の、この方はどう称していいかわかりづらいタイプの多彩な方のようだが、ジャーナリストであり劇作家であり多くの旅行記を綴っているチャペックによる北欧の旅行記である。 当時新聞連載されたものであり、彼にとって最後の旅行記になっているようだが、鉄道と船での移動でデンマーク、スウェーデン、ノルウェーをめぐる旅行記となっている。彼の直筆によるイラストが多数含まれているのも特徴的だろう。 とはいえ、この旅行記における翻訳は、正直言って意味を受け取るのに難しい部分が少なくない。 直訳なのか、悪文なのかは不明だが、そこに込められた皮肉なニュアンスに首をかしげること暫しであった。 そうした点を加味して星三つと評価している。あくまでこのちくま文庫版の翻訳本としての評価であることは述べておきたい。
Posted by