商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1984/08/16 |
JAN | 9784003261811 |
- 書籍
- 文庫
戦争と平和(訳:米川正夫)(1)
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戦争と平和(訳:米川正夫)(1)
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商品レビュー
3.5
19件のお客様レビュー
ナポレオンのロシア侵…
ナポレオンのロシア侵攻を時代背景に、アンドレイ、ナターシャ、ピエールの生き方を写し出しています。時代は英雄がつくるのではなく民衆がつくるものであるというテーマを感じました。
文庫OFF
題名は、よく聞くけれど、どんな話なのか全く知らなかった。ピエールが主人公なんだろうと思いながら、登場人物が多すぎてよく分からず、本の最初にある系図を見ながら読み進めた。
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まだ1巻しか読んでいない段階での評価なので、全6巻を完読した段階で変わる可能性はあるが、正直言ってあまりの冗長さに読むに堪えない。もしかしたら6巻完読できないかも知れないと思いつつ我慢してまずは1巻を読破したところ。 そもそも最近読んだ「戦略の世界史」の中でトルストイがナポレオン...
まだ1巻しか読んでいない段階での評価なので、全6巻を完読した段階で変わる可能性はあるが、正直言ってあまりの冗長さに読むに堪えない。もしかしたら6巻完読できないかも知れないと思いつつ我慢してまずは1巻を読破したところ。 そもそも最近読んだ「戦略の世界史」の中でトルストイがナポレオン戦争について極めて素晴らしい戦史として「戦争と平和」を書いているというような件があったので期待して読んだのがいけなかったのかも知れない。 1巻の前半分はロシア貴族の社交生活を薄っぺらい表現と非常に分りにくい描写で書かれており(その当時のロシア人からしてみると合点がいく描写なのかも知れないが。。。)、個人的には無駄な部分。登場人物の会話により当時の社会状況とナポレオン戦争に対するロシア貴族のとらえ方を描こうとしているのだろうが、トルストイの文章表現の稚拙さなのか正直なところ読んでいて辟易する。 後半部分はナポレオン戦争でのロシアの初戦となる戦いになるが、こちらはある兵士(将校)の視点で書かれているためその将校の周りの出来事した描写されずに戦いの推移と全体像がさっぱり分からない。あくまでその兵士の感情についての描写が中心。まあ、戦いを描く方法としてはある人物にスポットを当ててその人物から見た主観的な描写をするか、あくまで第三者視点で全体像を描く客観的な描写にするかの二択であり、トルストイは前者を選んだのだろうが、それにしてもひどすぎる。 そもそも司馬遼太郎の「坂の上の雲」をイメージして読み始めたのが悪かったのかも知れないが、戦いの描写は司馬遼太郎に比べるべくもなく感情描写は夏目漱石に比べるべくもなく、ロシア文学の金字塔というのが聞いてあきれる。そもそもロシア文学というものの欠陥なのか、トルストイ個人の問題なのか、日本語訳の問題なのかは分からないが、ドストエフスキーの「罪と罰」は感情表現がもっと洗練されていたと思うので、ロシア文学の問題ではないと思う(とはいえ、「罪と罰」も非常にロマン主義的で感情表現が大仰であった気はするが。。。)。
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