商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NTT出版 |
発売年月日 | 2008/12/25 |
JAN | 9784757142084 |
- 書籍
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アンデルセン、福祉を語る
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アンデルセン、福祉を語る
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
福祉の大きな3つのテーマ、家族(女性)、子ども、高齢者を論じている。 フランスの一般の読者にむけて書かれた本だそうで、市民が考えを深めるのに好適である。
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原題は「福祉国家に関する三つのレッスン」といい、フランスの読者向けに書かれた本ということです。「三つのレッスン」とは、邦題にあるように、女性・子ども・高齢者に関するレッスンのことです。女性・子ども・高齢者のなかでは、特に、女性と子どもが重要と考えています。 「女性」に関して...
原題は「福祉国家に関する三つのレッスン」といい、フランスの読者向けに書かれた本ということです。「三つのレッスン」とは、邦題にあるように、女性・子ども・高齢者に関するレッスンのことです。女性・子ども・高齢者のなかでは、特に、女性と子どもが重要と考えています。 「女性」に関しては、「脱家族化」という言葉が出てきます。「脱家族化」とは、これまで育児でも介護でも、家族に依存してきましたが、これらを、公共サービスや民営化にのせようという考え方です。女性の、将来にわたる就労を支援することで、収入が安定し「脱家族化」が進み、国にとっては税収が安定することにつながります。家族制度に依存してきた日本が、福祉の制度改革を行なうにあたって、この考え方は重要なのではないでしょうか。 子どもに関するポイントは、「社会的相続」による格差拡大をどう解消するか、という点です。所得再分配によって、貧困を最低限に抑えたとしても、貧しい家庭に生まれ育った子どもは、失業のリスクも高く、貧しい家庭の親となる可能性が高いということが示されています。「カネ」「時間投資」「文化」の三要素をうまく組み合わせることが提言されています。このうち、時間投資とは、親が子どものために教育的時間を割くこと、子どもの発育を促す活動に時間を投資することを意味しています。文化とは、家庭における学習環境や、子どもの学習能力を十分刺激し、支援することのできる親世代の能力を指します。 子育て、教育、介護、貧困対策などを社会的費用(ソーシャル・コスト)ととらえ、女性の就労や子どもの教育環境を整備することで社会全体に利益をもたらすと考えて、福祉制度による収支のバランスを考えていこうということだと思います。デンマーク、スウェーデンといった北欧と、イタリア、スペイン、アメリカとフランスの比較など、各国の福祉制度の違い、特色をとらえながら読みすすめることもできるでしょう。監修者による改題「アンデルセンの福祉国家論と家族政策論について」が理解を助けてくれます。
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原題は『福祉国家に関する三つのレッスン』 フランスの一般者向けに語られた啓蒙書。 ①女性の役割改革(家族の仕事の外部化) ②子どもの機会平等 ③高齢者施策の公平性確保 「看護師」型福祉国家から「投資家」型福祉国家へ。
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