純水アドレッセンス 百合姫C

かずまこを(著者)

• 販売会社／発売会社: 一迅社
• 発売年月日: 2009/01/17
• JAN: 9784758070416

商品レビュー

2023/02/23

保険委員になった奥村ななおは、保険室の保険医・松本律子に恋をした。教師と生徒、年の差以上に遠い距離――な二人の、眩しい位に真っ直ぐな恋を描いた年の差ガールズラブの金字塔。

ストレート過ぎて不器用なななおが、友人には気に入っている名前で呼ばせているのに、律子には名前で呼ばせない切ない理由。
好きな相手に名前を呼ばれた時の心臓を鷲掴みされたような苦しさと好きな相手がそう思ってくれる嬉しさ、年齢差があるゆえに相手に合わせようと素直になれなかったり背伸びしたりすれ違いをしてしまう年の差ガールズラブのもどかしさと真っ直ぐ相手を思い求め合う恋愛模様にキュン死してしまった。
2人の相談相手のるこ先生のキャラもよく百合もの初心者にもおススメな年の差ガールズラブコミックの傑作。

2017/11/25

電子版(Booklive!)で購入したが、ブクログでは「Kindleには完全版のほうしか無い」といわれるので紙版として登録。

そして2018年現在、オリジナル版(?)の電子版はどこでもキャンセルされてしまって、電子版は「完全版」しかブクログ登録できない。
このあたりがいつでもブクログで問題になるところ。

2015/05/11

美人保健医の松本先生が主人公の黒髪おさげセーラーの女子高生のななおと恋をするお話。

松本先生は、ななおの気持ちをすぐ受け入れるあたり元々レズっ気があったのかと思ったが、後半で女同士の恋愛に後ろめたさを感じていることを口にする(在学中のJKに保健室でキスは出来るしケーキのクリームを指につけて舐めさせたりはするのに、そこでブレーキを踏むのか…？と一瞬思った)。
ブレーキはななおの将来を考えてのことと、ななおを想う気持ちからのことだが、大人になるとガツガツ行くものの肝心なところでひいてしまうよね。
1話の夏窓シンドロームは松本視点、2話の爪先立ちオクトーバーはななお視点、3話の初恋カノンは松本の同僚視点、4話の嘘つきエンゲージ前後編はななお視点で話が進む。大抵はななおの行動で話が動くので、松本からのアクションは少なく、松本がどれほどななおを愛しているのかわからず悶々とする。嘘つきエンゲージは松本視点で見たかったな。